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復讐するは我にあり

前に、ネコの譲渡会があったので、出掛けてみると
小さなソマリが落ち着きなく、ケージにいた

担当者に「ソマリですよね?」尋ねると
「ネコちゃんに詳しいですね、そうなんですよ」
高価なネコが譲渡会にいると不思議で
「この子は大人気でしょう」聞いてみた

「ネコちゃん、お顔がね…」
飼い主は顔が気に入らないと手放し
譲渡会に来た人も、顔を理由にして引き取り手が
いないと、担当者は話してくれた

昨今は、ポリコレが文化に進出し
ゲームの美人キャラが廃止されつつ
肌が褐色で、顔立ちが角張り、美人じゃないという
差別を撤廃していくと、美人キャラはいなくなった

ネットの声は、不評だ

美を求めるのは「性(さが)」
差別だの、ルッキズム反対だの、ポリコレだの
理屈をつけたところで、性には逆らえず
多様性をいうなら、美を求める声は潰せない

ある人から、容姿に自信があるなら
アイコンは自撮りにし、定期的に自撮りを出すと
viewが伸びますと教えてもらった
文章の中身ではなく、筆者が見たいのだと

美というのは、宗教的に神から選ばれし者へ
それで、天は二物も三物も与えるのだという

復讐するは我にあり
ソマリはその後、どうなったのだろうか
生まれた以上、神に抗ってほしい
神だか何だか知らないが、復讐される理由がない

各自が持つ鋭い爪は
壊れたアイデンティティを拾い集めて
反骨精神で喰らいつくのに、使ってほしい

備忘録2022.11.28