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普通のクリスマス、普通のわたし

クリスマスといえば
平成までは23日が祝日だったので
23日の街中はごった返していた

寒い日は、なるべくご飯を作りたくない
仕事帰りに、惣菜が半額になっているのを期待し
「今日は何を食べようかな」など
思案しながら店内に入る

あいにく、惣菜は夜でも定価のまま
レバニラやアジフライなど
クリスマスに無縁のキャラが残っていた
オヤジの酒の肴
クリスマスには程遠い献立

街はカップルが真新しい、シワがないコートや
女子は丁寧に編み込んだ髪型
男子の片手には、複数の荷物
見た目にも幸せそうな人達と、すれ違う

これが「普通」ってものなのかと思った
普通を定義するなら、多数に紛れても目立たない 
凡庸なもの

彼ら彼女ら、ケーキを抱いて帰宅を急ぐ人
ケンタの前で行列に並ぶ人
それらを横目に「普通」を確認した
普通とは時に、あたたかいもの

自分を卑下する訳でなく
「普通」を観察して、家路に急ぐ
家には「普通」が待っている

エアコンが利いた部屋では
香箱座りした、猫の奈々がいて
「ただいま」頭と顎を撫でると目を細める

お腹を見せて鳴くので、抱き上げると
床に下ろせと目が知らせる

わたしの「普通」も充分にあたたかい

冬至で余ったゆずを浴槽に浮かべて
翌日の打ち合わせなどを、頭で確認する
いつもと変わらない日も
わたしにとっては紛れもない「普通」だった

https://note.com/shun_ninomiya/n/nb01dfc715a66


https://note.com/shun_ninomiya/n/nb01dfc715a66

☆*:.。. o 旬くんmerrychristmas o .。.:*☆

旬くん、ご家族さま
早く体調不良が治りますように
佳き日になりますように!
旬くん、いつもお気遣いありがとうございます♪

#今年のクリスマス