4月1日のラブレター
辛いことの中にも、気づきがあり
辛いことの中にも、喜びはあり
楽しいことの中にも、仕掛けはあり
楽しいことの中にも、失意があり
わたしはあなたを愛していると気づく
あなたはどうなんだろう
あなたが辛さに直面したとき
あなたが痛みで立てず、声を抑え
最初にわたしへ電話をくれるのかな
わたしへ話すと不安が緩和するだけではなく
わたしはあなたを
見捨てないと信じているのかな
あなたが何らかの罪悪を背負ったとき
わたしは自分ごとのようにあなたのことを受け止め
共にいると信じてくれているのかな
「ここに居るから、一緒にいるよ」
わたしはあなたを心配し
その後もあなたと共に歩むことを望み
理由抜きにあなたを愛していたい
恋愛から発展する愛はいつか終わるのは当然で
あなたはわたしから離れていくのは
当たり前のことだと覚悟している
求め合う手応え、強烈に惹き合う情は
どこかで賞味期限切れが訪れ
独占欲や依存も嘘のように消えてしまう
もしわたしが居なくなると
あなたは喪失感を覚えるのかな
虚無を癒せるのは
わたしの存在しかないと願ってやまない
いつもわたしがいるから気がつかないけれど
本当に大事なものは失って初めて気がつくと言う
わたしが居なくなったことすら
あなたは気づかないかもしれない
わたしはね
自分を良く見せることに興味がないの
あなたに関心を持ち、観察し
あなたが何を求めているのか
何で困っているのか、何を心配しているのか
あなたにとってベストなことは何かを考えている
あなたにとって必要であれば
わたしが嫌われても構わない
つまり、あなた中心の視点でわたしは見ている
だから、いつも笑顔でありたいと心がけ
だから、いつでもあなたから去れる自分でいる
基本的に男性を信用していないのかもしれない
要領がよく、気立ての良い、輝く者へ
気持ちは惹かれていきやすいもの
欠陥があると乗り換える、そういう生き物
4月1日のラブレター
読んだら捨ててちょうだい
#伊集院秀麿さん サムネ