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著…冨原眞弓 編…芸術新潮編集部『ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン』

 こんばんは。

 「ムーミン谷のみんなを生み出したのはどんな人なんだろう?」と興味がある方におすすめの本をご紹介します。

 トーヴェさんが生み出した数々の作品についての解説、彼女がどんな人生を送ったかという紹介が載っています。

 トーヴェさんの作品って、見ると癒されます。

 人に媚びようというあざとさや、どうだ凄いだろと威圧する感じがちっとも無くて。

 人の心を自然と和ませてくれて。

 どこか哀愁もあって…。

 一つ一つの絵に細かい描き込みがされているけれど、ゴチャゴチャしておらず、優しい静けさも感じさせます。

 まだ下絵の段階なのに、これ本当に下絵!? 完成原稿じゃないの!? と驚くくらい丁寧!

 この本にはトーヴェさんが60年近く暮らしたアトリエの写真も載っているのですが、これもとっても素敵!

 人柄が伝わってくる気がします。

 白を基調としたシンプルな空間で、木のぬくもりや、本、彫刻、小物が醸し出す心地良い雰囲気もあって…。

 この場所でトーヴェさんは創作活動を行い、その後も自分の気が済むまで作品を何度も書き直していたんだろうな…とその当時のことを想像すると、何だか心地良い気分になれます。

 わたしはまだムーミンシリーズと、トーヴェさんが挿絵を担当した『不思議の国のアリス』しか読んだことがないので、今後は他の作品も読みたいです。

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