著…国井美果『こどもと絵で話そう　ミッフィーとほくさいさん』

　おはようございます。

　子どものように素直な気持ちで絵を楽しみたい方におすすめの本をご紹介します。

　ミッフィーがお父さんと一緒に葛飾北斎の絵を見て感想を言います。

　小難しいウンチクなんかむしろ無くていい。

　Don't think! Feel.

　わたしは最近、美術館で作品を見るよりも解説を読んでいる時間の方が長くなりつつあるので、この絵本を読んで反省しました…。

こどもと絵で話そう ミッフィーとほくさいさん

　また、この絵本の中で、葛飾北斎が『略画早指南』というものを描いていたことが紹介されていて、これも素敵だと思いました。

　これは、みんなが絵を上手に描くためのお手本なのだそう。

　コツは、丸・三角・四角といった図形を組み合わせるだけ。

　小難しい技法は一切不要。

　描く物の特徴をシンプルにとらえています。　

　見れば誰もが真似できる分かりやすさなので、老若男女問わず描き始められそうです。

　このお手本からは、絵が大好きな葛飾北斎が他の多くの人たちにも絵の楽しさを感じてもらおうとした、その情熱が伝わってきます。