見出し画像

著…あべとしゆき『水彩画 光のアンサンブル 〜あべとしゆきテクニックノート〜』

 野の花、森、山脈、川…。

 そうした自然を優しい光の加減で繊細に描き、見る人の心を和ませてくれる、あべさんの水彩画。

 これは、あべさんがどのように作品を描いているのか紹介している本。


 ●筆使い
 ●マスキング技法
 ●リフティング技法

 といったテクニックを丁寧に説明してくれるだけでなく、なんとYouTubeの解説動画ページに繋がるQRコードまで数多く付いています。

 わたしはつい「模写したい人にとっては詳細が分かるので有難いけれど、せっかくのテクニックをこんなに公開して良いのかな?」と思ってしまいましたが、あべさんは、

技法はスタートではあってもゴールではない

(著…あべとしゆき『水彩画 光のアンサンブル 〜あべとしゆきテクニックノート〜』P3から引用)


 と考えているそう。

 テクニックは足掛かりに過ぎない。

 しっかり技法を学んだ後に、それとは違う自分の世界を作り上げて欲しい。

 そういう水彩画への情熱も伝わってきました。


 〈こういう方におすすめ〉
 優しい雰囲気の水彩画を描いてみたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 ざっと目を通すだけなら1時間くらい。
 実際に描くともっとかかります。

この記事が参加している募集

読書感想文

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖