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著…西成活裕 聞き手…郷和貴『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』

 中学で数学につまずいて、大人になってからも数学に苦手意識を持ち続けている…という方におすすめの本。

 中学3年分の数学の概念を、著者と聞き手の会話を読みながら振り返ることが出来ます。

 わたしも中学で数学につまずいた…というか、実は小学校で分数の割り算と出会ったあたりからつまずきまくって転んで倒れて起き上がれていない身。

 だから、この本の文章は随分噛み砕いて数学の面白さを教えてくれているはずなのに、なかなか理解が追いつきませんでした。

 しかし、そんなザ・文系のわたしにも、これだけは理解出来ました。

 まず「分からないものをxと置く」という数学ならではの発想がいかに素晴らしいものかを。

 今では誰もが当たり前のようにxやyを使いますが、これって人間の歴史を紐解いていくと、実は物凄い発見ですよね。

 大人になった今、そのことにようやく気づくことができ、新鮮でした!

 単に公式を覚えるだけでは無い、意味を理解して論理的に考える数学の面白さを学べたと思います。


 〈こういう方におすすめ〉
 算数や数学に苦手意識がある方。

 〈読書所要時間の目安〉
 5〜6時間くらい。

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