著…おふみ『暮らしを見直す10分間』
家の中だけではなく頭の中もすっきりさせるアイディアが書かれた本。
可愛らしいイラストにも癒されます。
軽やかに過ごすポイント。
それは、「物が少なければ少ないほど良い」という単純なものではありません。
「自分にとって何がどう必要なのか」を見極めて、敢えて物を追加することも必要。
たとえば、
●ネイルはデザインによっては日常生活の妨げになるので、ネイルチップを作る
●まるで使い魔のような感覚でロボット掃除機を稼働させる
●物を一時的に置く場所としてスツールを愛用する
●ラックを買ってケーブル類を収納する
といったアイディアが紹介されています。
わたしは特に、
●ダイニングテーブルとは別に仕事用のデスクを追加する
というアイディアに目から鱗でした。
著者の場合、「食事の場」と「仕事の場」が同じであり、かつてはダイニングテーブルがデスクを兼ねていました。
しかし、それでは食事の度にテーブルを片付けなければいけません。
食事後に仕事を再開しようとすると「前回どこまでやったのか忘れた」ということに繋がり、それを思い出すために時間がかかってしまいます。
そこで、著者はデスクを買い足して、進行中の仕事をそのまま広げておくことにしました。
つい、デスクも片付けてしまいたくなると思いますが、そのままにしておけば進捗状況が一目瞭然で効率が良いですよね。
「出しっぱなしはダメ」と思いこみがちですが、むしろ出しっぱなしの方が効率の良い時もあるんだ! とハッとさせられました。
〈こういう方におすすめ〉
すっきりした暮らしを目指している方。
〈読書所要時間の目安〉
30分〜1時間くらい。
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