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著…いずみ朔庵『財布でひも解く江戸あんない マンガで辿る江戸時代の暮らしと遊び』

 登場人物たちが江戸時代にショートステイする…という、ワクワクする設定の本。


 登場人物たちは、まず、長屋でのホームステイを開始。

 生活に必要な物を借りたり買ったりしながら、江戸時代に滞在。

 銭湯へ行ったり、歌舞伎を観に行ったり、働いたりと、「お金」のやり取りを通して江戸時代の庶民の暮らしを体験します。

 よく時代劇に「一両」や「一文」といった言葉が出てきますが、「それって今の円で換算すると大体いくらなの?」と思うことってありませんか?

 そういう疑問にもこの本は答えてくれます。

 江戸前期だと、一両は10万円で、一文は25円。

 幕末になると、一両は5万円で、一文は7円だったのだそう。

 現代でもそうですが、当時もお金の価値は変動していたのですね。

 また、時間についても学べます。

 「明六つ」は朝6〜8時。

 「明五つ」は朝8〜10時。


 こうした知識があれば、今後時代小説を読む際に、よりイメージを膨らませながら読めそうです。


 〈こういう方におすすめ〉
 時代小説や時代劇が好きな方。
 江戸時代に関心がある方。

 〈読書所要時間の目安〉
 一時間くらい。

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