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著…安次嶺隆幸『将棋を指す子が伸びる理由』

 将棋を子どもの教育に活かそうという本。

 将棋は両者が「お願いします」と挨拶を交わして始まります。

 敗者は「負けました」と認めます。

 対局を振り返る検討会(感想戦)が終わったら、両者が「ありがとうございました」と敬意を示して終わります。

 この礼儀正しさって、とても素晴らしいですよね。

 将棋は挨拶無しには成り立ちませんから、挨拶の大切さを子どもに実感してもらうのにもうってつけです。

 また、将棋は自分の手だけではなく、相手の指した手の意味を深く考え、先の先の先の展開を読まないと勝てないので、集中力と思考力も身につきます。

 なぜ自分はあの時ああいう判断をしてあの手を指し、なぜ相手が勝って自分が負けたのか? を真剣に考えます。

 そうすることで、次の対局へ向けた反省と工夫をすることも身につきます。

 将棋って本当に奥が深いですね。

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