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まんが…藤子・F・不二雄 発行…株式会社小学館『人生を変える『ドラえもん』セレクション おとなになるのび太たちへ』
10名の著名人たちが『ドラえもん』の作品の中から特に思い入れのある作品を選び、それにまつわるご自身のエピソードやこれから大人になる若者たちへのメッセージをまとめた本。
たとえば『アスレチックハウス』、『あやとり世界』、『さようなら、ドラえもん』といった作品が載っています。
わたしは特に、『サンタメール』という作品に菅田将暉さんが寄せた、
「夢がない世の中」だからこそ「夢のある世界」を作っていかなきゃいけない
仕事を始めて少し経ったころ、ぼくが演じる「フィリップ」に会いたいという子から連絡をもらいました。
その子は難病でそれが「最後の夢」だったんですよね。
しかも、普通なら、変身した仮面ライダーに会いたいはずなのに、「変身するあのお兄さんに会いたい」って言ってくれて。
実は、そのころ自分は、「仮面ライダーをやる」ということの現実に押しつぶされそうになっていたんです。
子どものころ見ていて、憧れていたものをやる。
番組の中では、敵をバッタバッタ倒しているのに、家に帰ったら、地球なんか救えない、ただの高校生だし。
だから、その子が夢として、憧れていてくれたことがとても嬉しかったし、受け取った人が夢見られるようにするために、僕らがちゃんと夢見なきゃいけないなと思ったんです。
といった言葉にグッときました。
もしかしたらみんなでお互いにお裾分けし合うものなのかもしれないですね、夢って。
誰かに夢を見させてもらうだけではなく、自分もまた誰かに夢を見せてあげられる世界って素敵だと思います。
藤子・F・不二雄先生が『ドラえもん』という作品を通してみんなにお裾分けしてくれた夢ははかり知れないほど大きいです。
それを受け取った子どもたちが大人になって今度は自分が夢を生み出す側となり、それを見て新たに夢を抱いてくれた子どもたちから大人がまた元気を分けてもらうのでしょう。
子どもが笑顔だと、大人も笑顔になれますから。
〈こういう方におすすめ〉
これから大人になる若者。
『ドラえもん』のファン。
〈読書所要時間の目安〉
30分〜1時間くらい。
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