編…石川桂子『竹久夢二♡かわいい手帖 大正ロマンの乙女ワールド』
誰かを想っているかのように、憂いを帯びた美しさ。
自分も竹久夢二のイラストに描かれた乙女に少しでも近づきたい! と思っている方におすすめの本です。
わたしが好きなのは、「大正乙女になりたい夢二流メイク&着こなし」というページ。
まず、メイクのコツは、
桃色の頬紅をほんのりつける。唇は紅を塗って、小さくつぼめたおちょぼ口で。顔から首筋、襟足も色白に。つけぼくろをして、ちょっとミステリアスに。
着こなしは、
肩の力を抜いて着物をゆるやかに装う。襟は少し開ける。帯は胸のあたりに高く締める。肌の露出は多くせずに着物の場合は時折、袖や裾から自然に手足を見せる。
そして何より大切なのは、
メイクは薄く控えめにしつつ、可憐な表情を浮かべましょう。そして着こなしを含めて姿形は、ゆったりとした雰囲気を醸し出すことが大切です。
ということ。
ただ外見を真似するだけでは駄目なのですね。
可憐な表情や、ゆったりとした雰囲気を醸し出すのは、容易く出来ることではありません。
心を養わなければ、竹久夢二の描いた乙女には近づけないのでしょうね。
「少女」も「女性」も超越したところにいる「乙女」へと。
〈こういう方におすすめ〉
竹久夢二の描く女性像が好きな方。
〈読書所要時間の目安〉
2時間くらい。
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