著…星覚『身体と心が美しくなる禅の作法 だれでもできる一日一禅』
禅のことを分かりやすく教えてくれる本。
わたしは全くの素人ですが、
という雲水(うんすい。禅の修行僧のこと)の星覚さんの言葉を読んで、目から鱗が落ちました!
「坐禅」というと難しいイメージですが、そう聞くと「やってみようかな」という気持ちになりますね。
わたしも是非心身の歪みを矯正したいです!
●合掌(がっしょう)
●叉手(しゃしゅ)
●法界定印(ほっかいじょういん)
という基本所作に込められた意味についても、この本の中で丁寧に紹介されています。
坐っている時も、立っている時も、ただ坐るのでもただ立つのでもなく、その所作の一つ一つに祈りを込めるなんて…。
奥深いですね…。
結跏趺坐(けっかふざ。両足を交差させて行う坐法)はまだ無理ですが、わたしもまずは半跏趺坐(はんかふざ。右足首を持ち上げて左太ももの上に乗せて行う坐法)からチャレンジしてみたいです!
と早速やってみたら…、半跏趺坐もわたしにはかなりきついです…。
身体がカッチカチでございまして…。
筋肉がカッチカチでかっこいいなら良いのですが、あいにく、腰やら肩やら首やらがカッチカチ。
今回、いかに自分の身体が歪みまくっているかを実感させられました。
どうにかしなければ!!
また、この本には精進料理のレシピも掲載されています。
単に野菜を使えば精進料理というわけではなく、喜心(喜んで作る)・老心(想いやりで作る)・大心(広い心で作る)の三心で当たってはじめて精進料理なのです、ということがこの本に書かれていて、ハッとさせられました。
自宅でごく普通の家庭料理を作る時も、三心を意識して調理したいと思います。
それによって、調理する自分も、食べてくれる人(もしいれば)も少し健やかになれたらいいなぁ。
そして、この本の巻末近くに掲載されている宮崎奕保(みやざきえきほ)禅師様の言葉にも、わたしは非常に感銘を受けました。
深いなぁ…。
〈こういう方におすすめ〉
禅の考え方に興味がある方。
〈読書所要時間の目安〉
2時間〜2時間半くらい。
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