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企画・編集…昭文社編集部『なるほど地図帳 平成本』

 写真・イラスト・表・文章を通して、平成という時代を振り返ることが出来る本。

 政治、経済、災害、犯罪、スポーツ、一世を風靡した有名人、ヒット商品、エンター程度作品、そしてインターネットやソーシャルメディアによる人々の価値観の変化といった様々なことが紹介されています。

 特に、はじめに掲載されている、平成元年から平成31年4月までに日本国内で起こった出来事・流行をまとめたすごろくが面白いです!

 「消費税3%導入」
 「バブル崩壊」
 「初代PlayStation®️発売」
 「就職氷河期」
 「消費税が5%に」
 「ドリームキャストでシーマンを飼育」
 「母が『冬のソナタ』にハマる」
 「リーマンショック」
 「東日本大震災」
 「地デジ完全移行のため新しいテレビを買い大出費」
 「『ポケモンGO』に夢中になり、危うく転びかける」

 といった、嫌なこと、悲しいこと、楽しいことも含めて、「こんなことあったなぁ…」と時の経過をしみじみと感じますよね。

 また、このすごろくは2050年までの未来へも続いているのですが…。

 うーん…。

 これから先の日本、そして諸外国の未来はどうなっていくのでしょうね…?

 なお、この本の第1刷が出たのは2019年4月1日。

 その後に世界中が新型コロナウイルス流行により混乱に陥るとは、この時は誰にも予想出来ませんでしたね…。

 いつかはウイルス騒ぎも、「あったね、新型コロナウイルス騒動。大変だったよね」と穏やかな気持ちで振り返ることの出来る日が来ますように。

 そして、世界のあちこちで起きている争いが終わり、平和な世界が訪れますように…。


 〈こういう方におすすめ〉
 平成を振り返りながら未来について考えたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間半〜2時間くらい。


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