あなたは3つ星シェフ

毎年、弊社では全社の中から日頃の功績に対していくつかのプロジェクトチームや個人を表彰をしている。課長の推薦にてエントリーされ、各部門の偉い人達にて選ばれるのだ。

なんと、私の率いていたプロジェクトが選出され、表彰されることになった。

すばらしいね、おめでとう。

部長や課長、他部署の課長からも声をかけられた。ただ、私は何がすばらしいのか、なぜ讃えられてるのか正直いってピンとこない。このプロジェクトにかかわらず、同時にいくつものプロジェクトを常に抱えている。どれも公平に力を注いでいる。表彰されたプロジェクトだけ、特別ではない。私にとってはいつも通りなのだ。

もちろん、チームメンバーには、いつも感謝しかない。私の無茶振りをぼやきの一つも言わず、応えてくれる実力のある最強最高のメンバー達だ。私はメンバーに担がれていると言っても過言ではない。

私は友人にこのモヤモヤを話した。

私はいつも通りやってるだけ。何もすごいことはない。

友人は言う。

3つ星レストランもいつもとやってることが変わらないままミシュランが来るんだよ。
あなたは3つ星シェフ

いつも通りを継続し続けることは、容易なことではないのかもしれない。そんなことを気づかせてくれる、素敵な言葉を友人から貰った。

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