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読書記録(そして考えたこと)

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本を読んで考えたことなどを書いています。 歴史本が多め。小説と詩も好きです。 3行でおさまる日々の読書記録は、3行日記に入ってます。
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#歴史

『戦国大名・伊勢宗瑞』を読んだ話。

このところ伊勢宗瑞(伊勢新九郎盛時、いわゆる北条早雲)周りの本をぐるぐる読んでましたが、…

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『今川氏親と伊勢宗瑞』を読んだ話。

『今川氏親と伊勢宗瑞』を読んだ話をします。 あらためて言いますと、今川氏親はあの桶狭間で…

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【対決の東国史5】『山内上杉氏と扇谷上杉氏』を読んだ話。

吉川弘文館さんの【対決の東国史】シリーズ5巻、『山内上杉氏と扇谷上杉氏』を読んだ話を書き…

『国道16号線「日本」を創った道』を読んだ話。

『国道16号線』を読んでた話は、3行日記でも書きましたが、その振り返りをしたいと思います。…

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『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読んだ話。

先月の読書話で恐縮なのですが、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読みました。 最初…

日本中世史の学びなおし

今年は日本史を学びなおす年にするんや、とあちこちで言いまくっていたんですが、2023年も1か…

『倭の五王』を読んで、5世紀の日本について考えた話。

2023年こそは毎日投稿を目指すぞ……なんて考えていたくせに、もう1月4日です。なんてこったい。 今年がより良き年となりますように。 昨年『鎌倉殿の13人』を観た後、どうしてもその続きが気になって、日本史やるぞ! と意気込んだものの、我が家の積読タワーで一番目について、手に取ったのが『倭の五王』……。 どこから始める気だよ……と思いつつ、読み始めたら面白かったのでした。 はじめに この本は、中国の南朝・宋の『宋書』を中心に、東部ユーラシアの文献や考古学史料をもとに、5

2022年の読書記録で外せない本の話

今年noteに上げさせていただいた記事をちょっと振り返っていて、地味に下書き途中で挫折した記…

『ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 民主主義が死ぬ日』は、やっぱり怖い。

 『ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 民主主義が死ぬ日』を読みました。 夏に『エルサレ…

半藤一利氏の『昭和史1926→1945』に学ぶこと。

連休で、半藤一利氏の『昭和史1926→1945』を読了した。 もちろん、540ページ以上ある文庫な…

『銃・病原菌・鉄』㊤を読んで。

今さらですが『銃・病原菌・鉄』㊤を読みました。 え? ㊤巻だけ? ㊦巻は? ですか? ㊤…

大昔の東洋思想を、あらためて振り返る意味について考える

先日テレビを見ていたら、トランプ支持者による襲撃で負傷した警察官を、子どもが案じて手紙を…

『風土記』をかじりながら考えた、日本人とムラ社会。

『風土記 日本人の感覚を読む』を読みました。(なんか、読む読むってうるさいですね) 古代…

読むということについて考える。

古井由吉氏の『書く、読む、生きる』をゆるゆると読みながら、「読む」ということについて考えています。 そもそも、自分の「読む」という能力のなさに抗おうとしたのが、一年前。 イベントでお目にかかった、文学を学んできた方々の「読む」レベルの高さに、自分とは格が違うという現実に、打ちひしがれ、サルじゃないかと絶望し、立ち上がるために、これからも生きていくために、とにかく「教養」と「読む」能力を身につけねば! ……とあれこれやったのが、コロナ禍の2020年。 まあ、その結果の一部はn