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「すべき」思考を手放せば、もっと自由に生きられる

「すべき」思考とは

「○○すべき」
「こうあるべき」

無意識のうちに自分を苦しめている思考のことです。

選択肢がなく、限定的だと、
自分の本当の気持ちを心の奥に無理やり押し込めて、
望まない選択をしなければなりません。


「すべき」思考が苦しい理由

たとえば
「人には親切にすべき」

「仕事はきちんと正確に最後までこなすべき」

「嘘をついてはいけない」

こうした考えをもっていることは、
悪いことではありません。


しかし、いつも必ずできることでしょうか?

100%できなければならないでしょうか?


状況によってはできないこともありますし、
完璧でなくても物事は案外うまくいくものです。


けれど、『べき思考』を持っていると、
できなかった時、できない自分を責めたり
否定したりしてより辛くなってしまいます。


「すべき」思考は日常にあふれている

「すべき」思考は、日常に溢れかえっていることに、
お気づきでしょうか?

例えば、私の主婦目線での日常のすべき思考の一部です。

・洗濯は朝するべき
・ご飯は毎日炊くべき

私は以前このように考えていましたが、
どうにもこうにも仕事が忙しく、
家事がものすごく負担になって困っていました。

そこで、今まで当たり前と思っていたことを
手放してみました。


洗濯は朝するべき
⇒ 除湿機を利用して、朝と夜の2回に分け、部屋干しスタイル。

ご飯は毎日炊くべき
⇒ 一度にたくさん炊いて、冷凍する。


私にとっての今までの「すべき」を手放したことで、
とても楽になりました。


「すべき」思考が自分を追い込み、
さらには選択肢を狭めてしまっているんですよね。


このように日常のいたるところで、
「すべき」思考は潜んでいます。


対処方法

自分の中に「すべき」思考が潜んでいることを
理解しよう

なぜなら、無意識であることが多いからです。

苦しくなった時は、一歩引いて、


「すべき」思考になってない?

と気づくところから始めましょう。


自分の気持ちと向き合ってみよう

なにか迷いがあった時には、

「自分はどうしたい?」

と自分に問いかけてみましょう。


たとえば、週に1回の休日に友人に誘われました。
仕事で疲れていてその日はゆっくり休みたい…。
でも誘ってくれたのに、断るのは申し訳ないな…。
無理して行こうかな?

という場面があったとしたら。

誘われたのだから、行くべき!

ではなく、
自分がどうしたいかを確認しましょう。

ここで、断るを選択してもいいですし、
選択肢を行くか行かないかで絞るのではなく、
短時間で済ませるなど、他にも選択肢を広げて、

自分の気持ちとマッチする行動を選びましょう。


やらないを選ぶ勇気を持とう

「すべき」思考が強いと、
やらなくていいことにまで、
エネルギーを注いでしまっています。

時と場合によっては、取捨選択が必要なときがあります。

本当に必要なことか、今やるべきかなど、

迷ったときは、
自分の心からのメッセージだと思って、

自分の気持ちと向き合い、
捨てることを選ぶ勇気を持ちましょう。


最後に


「すべき思考」に囚われてしまうと、
自分らしさが発揮できなくなります。


また、気持ちのゆとりを奪い、
あたかも他に選択肢がない正論のように、
自分自身を追い詰めてしまいます。


自分の気持ちを最優先して、

そこまでして「すべき」なのかを、

自分の心に聞いてみてください。
 

自分の気持ちと「ほど良い加減」
を知ることもまた、大切なのです。


思考の癖を「プラス」に、

そして「柔軟」にシフトできるよう心掛け、

自分の心をのびのびと解放してあげましょう。

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