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子育ては、非情だ。その事実を自他そして社会全体で分かち合おう。

先日、娘の皮膚炎に参っているという話をしました。

その後は、信頼できる皮膚科のお医者さんに出会い、「とびひっぽいね」という診断を受け、治療を続けています。
幸い抗生剤も効き、全身に飛んでいた炎症は収まってきて、いまは最初に一番ひどかった右手首と右肘内側の傷口を残すのみ。

でも・・・
ここまで、本っっっ当に、長かった。。


娘の皮膚炎が、私のストレスに・・・


私自身、物心ついた頃から健康優良児で大怪我も、大きな病気にかかったこともなく、皮膚も丈夫で炎症が起こったことは・・・しもやけくらいかな(笑)

なので子育てになって、怪我の治療とか病気の看病というものに初めて向き合うことになって、本当に全てが初めてだらけ!!という感じ。

だから、今回のとびひについても、本当にとにかく手探りでした。

お医者さんに適切に指導いただき薬も処方いただくことで、もちろん少し安心しますけど、そこからは自宅での治療が始まるわけです。

毎朝、毎晩、娘のガーゼを変える日々。

ガーゼに化膿止めを塗ってから皮膚にのせ、テープで固定して、ネット包帯をつける。
最初はそれが4箇所くらい。
さらに、全身に飛んでしまっている炎症の部分にも化膿止めを塗り、絆創膏で塞ぐ。

だいぶマシになってきて、今ではガーゼ & テープではなくワンタッチパッドを使える場所も増えましたが、それでも全部で10枚程度毎回張り替えます。

その上に、全身しっかり保湿をしてあげる。

そこまで行うと毎回10~15分はどうしてもかかってしまいます。

よしこれで大丈夫、万全だ!!と思っていても、寝てる間にまたガーゼを剥がしてまでまた搔き壊してしまうことも、ありました。

それも何度も、何度も。

その度に、なんで?!また振り出しじゃん!今まであんなに頑張ったのに!!と、娘を責めて、ああ責めても仕方ないのに自分ダメだと猛省して・・・。

さらには、仕方ないのですが、なかなか治りません。もう3週間。。。
「まだ治らないの?私のやり方が悪いの??」と焦る心も、日に日に積もっていきました。

悪い事に、このストレスが私の精神をいつの間にか圧迫してたみたいで、子どもに対する当たり方が強くなってしまっていました。

普段優しい夫からも

「なんでそんなに強く言うの?」

と言われてしまいました。。反省。。


「認めてもらった」ことで、心が軽くなった


すると夫が自然に、自分の家事の負担を増やしてくれたんです。
最近彼は忙しくて、在宅もほぼできず、家事はもっぱら夜やってくれていました。
それが、数日前から私が切羽詰まってるのに気づいて、朝会社に行く前に食器を片付けてくれるように。

すると不思議なことに、少しずつ私の心に余裕が生まれているような気がします。

おそらく私は自分が一生懸命に治療に当たっていることを誰かに認めてもらいたかったんです。
それを、夫が直接言葉にしなくても、家事をしてくれたり、子供の相手を今までよりしてくれることで、私に伝えてくれた。


子育ては、非情だ


この体験を通して、子育ては本当に見返りや報酬が予想できないし、その点でものすごく非情だということに改めて気づかされました。

先日たまたま YouTube でこちらのショート動画に出会いました。

タイトルに記載されている件は置いておいて、「子育てってうまくいかないこともあるよね」っていうお母さんの虚しさ苦しさもどかしさが、ぐぐぐっと伝わってくる動画でした。

そしてその少し前に、こちらのひろゆきさん切り抜き動画にも出会ってました。

ひろゆきさんの切り抜き動画が時折流れてきますが、本当に言語化がお上手だなと、感心してしまいます。(信者ではありませんよ笑)

ひろゆきさんのおっしゃる通りで、子育て中に、もしすごく高収入でなかったとしても、自分が家庭ではない外の社会に出てそこで自分で対価を得ることに対する価値は、すごく大きいと感じます。

私も専業主婦になるまでは、実際には理解できてなかったと思います。
いま、12年勤めた会社を辞めて1年少し経ちますが、なんとなく、自分が自分はもっと社会に貢献したい、みんなに認められたいという思いがないとは言えません。


お母さんたちの心を軽くするには。「子育ては非情」を分かち合う


上記2つの動画から考察するに、家庭で子育てをしているだけでは、お母さんたちは社会貢献してるとか、私は誰かに認められていると感じることは難しい。
なぜなら、子育てはかけた労力に対する対価や報酬がそのまま分かりやすく返ってこない、ある意味非情な仕事と言えるから、と思います。

もちろん子供を育てることは、誇るべき仕事だと考えています。社会的動物である私たち人間が今後も社会を形成しさらなる繁栄をしていくには、人口の増加は大きく影響します。

ただ、『お母さんという仕事は尊い』という感覚を、この現代、現実の世界で、お母さん方が実感する機会は本当にまれなのではないかなと思ってしまいます。

特に日本のように子育て後進国ですと、国や自治体から大したサポート(主に金銭的な)を受けられない人が大半で、都会では核家族化が進み頼れる人がなかなかおらず、自然や公園も少なく、子育てしづらい状況が少なくないと感じます。

うちの子はまわりと違って心配だ。
一生懸命やってるのに、なんでうまくいかないんだろう。
うまくいかないことばっかりだ。

私ってダメなお母さんだ。

そう思ってお母さんたちの心が塞いでしまうことが、何度も何度もあるのではないでしょうか。

でもそれはお母さんたちがダメとかそういうことじゃない。
子供はそれぞれに全然違う個性・発達を持っていて、子供を誰かと比べる必要もないし、お母さんだって初めてのことだらけで試行錯誤の中でやってくんだから、うまくいかないことばっかりで当たり前なんですよね。

だから、子育ては見返りがないという事実を他者も自分も、そして社会全体でも受け入れることで、お母さんたちの心が少し軽くなるんじゃないかなって思ったんです。

今回、娘の皮膚炎と向き合うことになって、本当にうまくいかないことばっかりで私も苦しかった。
でもその「子育てってそういうもんだよね、色々やってもうまくいかない時ってあるよね」という非情な事実を、第三者の誰かが受け入れてくれたことで、前に進んでいるかわからないもやもやした状況を自分でもようやく受け入れることができるようになった、と思います。


だからどうかお母さんたちには、「私ってダメ」って思わずに、「子育てってそういうもんだよね」って受け入れてあげてほしいなって思います。
だって、世のお母さんたちがみんな毎日すごく頑張ってるの、私、知ってます。
子供達を見てれば、エピソードを聞いていれば、わかります。



長くなってしまった…まとまりなく、すみません。ちょっとアツくなりました(^_^;)

では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!


hona


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