脳の火災報知器が”誤作動”しなくなってきた
朗報です。扁桃体が落ち着いてきたみたいです。前ほど警報が出ません。扁桃体とは脳の火災報知器のような部分です。私は精神的な虐待の後遺症でこの部分が過剰に活発で常に警報を出し続けているようです。仕事の〆切がある、お客様はとても好意的で親切な方、でも「危険!注意しろ!」みたいな。
参考)不適切な養育で傷ついた私の脳
クマに襲われたわけでもないのに、この世の終わりのように警戒し緊張し恐怖におびえます。学生時代の友人いわく「何もないところで崖っぷちのように慌てるよね」。おそらく物心ついて以来常にこの状態だったののだと思われます。
この個所には非常に安堵しました。まさに私の状態だったからです。突然驚いたり、恐怖を感じたり、身体を強張らせたり、引っ込んだり、恥や自己嫌悪を感じたり、震えだすようなことはしょっちゅうでした。筆者が言う通り、言葉で思い出せる記憶がないので自分が感じていることを記憶として認識できません。
「トラウマとは、言葉で表現できるような物語形式で記憶されるよりも、感情的・身体的に記憶されるため、当事者はしばしば混乱したり、圧倒されたり、気が狂いそうになったりするのです。」
そういうことだったのですね!長らく自分が狂っているか壊れているかだと思ってました。劣等感や自己嫌悪は半端なく、そこに無知無理解な他人の「勉強ができるだけじゃだめよね」みたいな言葉が刺さります。今思えばその人は学歴コンプレックスを抱えていて、溺れかけている私は絶好のターゲットだったようです。
結構な大学を出ていることがこういう形で返ってくるので、卒業大学名を明かすのが怖くなりました。受験勉強を始め勉強に意味がなかったのだと見做すこともありました。「一体私がやってきたことは何だったのか?無意味?」みたいな。こういうとき毒母が劣等感を塗り重ねるようなことをこっそり言います。いやはや内にも外にも敵が多くて油断できません。扁桃体が万年警報を出すのは無理ないことです!セラピーの回数を重ねると、徐々にですが自分の努力の価値を認められるようになりました。発達性トラウマの重荷を背負いつつあの大学とは偉いな、私。
さて、扁桃体が絶え間なく危険信号を出すと、人は勉強、家事、仕事など追われるような気持でがんばってしまう傾向があるようです。身に覚えがあります。過剰に活発な偏桃体は鬱病の原因の一つにもなると、何かで読みました。2918年2月に鬱病と診断された時を含めて、過去に数回鬱病のような状態になりました。
終身刑かと思われるような脳の状態が変化したことが本当に嬉しい。長らく怖いことが通常モードだったので怖くないと拍子抜けしてしまいます。「変ね、怖くない、大丈夫かな?」フワフワした気持ちで鴨川をお散歩。風は冷たいけど陽射しは春に向かっています。
【虐待は生涯にわたる後遺症を残します 50歳過ぎた今もセラピー通い おかげでだいぶ生きやすくなった】
今のセラピーを何回受けて総額いくらかかったかまとめました。凄まじい努力です。
実家という親が管理する空間から離れて初めて、人生の核心に入っていくことができました。ブログでは計上しなかったのですが、引っ越しと一人暮らしに掛ける費用と労力も、広い意味では回復のための努力に含まれます。
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