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保育園の参観に行ったら間違えて管理職研修に来たかと思った話

楽しく食育指導を受けるはずが、フタを開けたら熱血管理職研修だった。あれ、今わたし有休だよね・・??ていう。

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数年前、上の子が当時通っていた保育園で参観日があった。テーマは食育で、一緒におやつを食べたあと、栄養士さんの話を聞く、というもの。平日だったので、有休をとって参加した。

食べてくれなかったり、好きな物ばっかり食べたり、うまくできなくて癇癪を起こしたり、乳幼児の食事に悩みは尽きない。
これに対する栄養士さんのアンサー。

・子どもを信じてあげて。
・「これは体にいいんだよ」など、前もって教えてあげて。
・本人がやる気を見せたら、励ましてあげて。
・やらせてあげて、口や手を出したくなるのを堪えて見守って。
・できた時には、思いっきり褒めてあげよう!

当時、部下を抱えてマネジメントを試行錯誤していた私。
「仕事と同じやないかい!!」と思いました。

子どもを「部下」に置き換えたら、もうそのまんま。

まず部下を信頼していることを伝え、心理的安全性を担保し。
少しだけ背伸びが必要な仕事を、成長を見越してアサインし。
仕事の意義を教え、権限を移譲し、本人のやる気を削がぬよう、時にサポートをしつつ辛抱強く待ち、本人の力で成し遂げるまでを見守り。
成果がでた時には思いっ切り褒める。

デッドラインが厳しい仕事の時は効率重視にシフトせざるを得ないが、中長期的視点から考えれば、管理職のすべきことは人材育成であり、上記のような「我慢する/耐える」仕事が結構多い。
手や口を出したくなるのをグッと堪えて見守る。それで遅れそうな部分は他でカバーしたり。そんな日々。

あれー、私職場で育児の練習しとったんかいな、と思った。

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というわけで、仕事をバリバリしてた人は育児にもきっとその経験が活きるし、逆もまたしかり、なんじゃないかと思う。

イヤイヤするわトイレは一人で行けないわ、の時期を耐えた人には、職場なんてみんな勝手にトイレ行ってくれて、言ったことをやろうとしてくれるだけで天国。

思いっきり仕事してから育休入ったひと(育休旦那さん含む)、育児が落ち着いてから仕事もしくは新しい一歩を踏み出すひと、色々な人がいると思うけど、まあ人生捨てるとこないよねっていう。凡庸ですが。

みんな、がんばろー。


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