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【リーディング・ハイVol.10】熱波師の仕事の流儀

毎週日曜日の
朝7時~ビジョナリー読書クラブ
参加しています。

「ビジョナリー読書会」とは、
本というツールを使った
コミュニケーションを通じて思考を深め、
視野を広め視座を変え、
気づきから行動に繋げるための読書会のこと。

私は、読書のアウトプットの場として、
活用させて頂いています。
本を読みっぱなしにしている方は、
ぜひ一度ご参加ください。 

「リーディング・ハイ」とは


「リーディング・ハイ」は、
「ランナーズ・ハイ」をヒントにした造語です。
長時間走りつづけることにより、
ランナーが多幸感や高揚感を覚えるように、
読書を継続して、ポジティブな感情や
成長につながる実感を得ている状態
をいいます。

そんな経験を読書会でしています。

そこで得たこと、感じたことを
ぜひこのマガジンでシェアしたいと思います。
この文章を読んで頂くと、
読書を使って自己成長できるヒントが手に入ります。

本日の一冊は「熱波師の仕事の流儀」


みなさんは熱波師という仕事をご存知ですか。
これはサウナに行く機会がない人は
なじみがないお仕事かと思います。

今回は、簡単に解説してから、
引用にいきましょう。

サウナ室内に充満した水蒸気を
タオルなどを振り、
客へ熱い風を送るのが熱波師の仕事です。

風を送るだけでなく、
エンターテイメント性あふれる
パフォーマンスをすることでも
認知されています。

この本では、プロの熱波師たちの
取材をとおして彼らがどんな思いで
この職業を選び、熱波を客に送っているのか。
プロフェッショナルとはなにかを
考えさせられる1冊になっています。

【引用その1】熱波師の仕事とは

彼女は「安心•安全」を繰り返しいう。
パフォーマンスの際は長袖の服を着ている。自分の汗を飛ばさないためである。ズボンは流れる汗を見せないためだと言う。そんなところにいるのかと思ったが、サウナ室で暑くなってくると自然が自然と下がってくるからだという。
足袋を履いている。彼女は裸足でやるのはありえないという。万が一何かあったら救護するために。足が滑ったらできないでしょうと、ここは多少口を強めていっていた。
そしてさらに自身、停電すべて想定していて保険にも入っていると言うライト次のバンドをしている。
施設にはもっと安心•安全に投資をしてほしいとお願いしているという。
本当にどこまでもプロ意識が高い。


この引用は、熱波師のレジェンドゆうさんに
関する文章の一節です。


あなたの仕事はなんですか。

突然言われて、
みなさんは一言で言えますでしょうか。
レジェンドゆうさんはお客様に
安全・安心を提供する
ことだと明言しています。

ここからわかることは
徹底した「顧客目線」です。
どんな仕事でも、直接的であれ、
間接的であれ、
お客様が必ずいます。

この目線を忘れてはいけません。
昔の話ですが、店員の態度が
ものすごく悪いのに
一時期そこそこ流行っていた
ラーメン屋がありました。

確かに美味しいラーメンを
提供していたことは間違いない
のですが、ちょっと騒いだこどもを
店員が怒鳴るといった
行き過ぎた接客をしていました。

私も何度か行っていましたが、
美味しいラーメンを食して
いても気分を害するようになって
行かなくなってしまいました。
そのラーメン屋はいまはもうありません。

素晴らしい商品を作っているのは自分たちだ。
だからお客様がついてくればいいんだ。
そんな傲慢な気持ちがあらわれてしまっては、
プロ失格ですね。

目の前のお客様に対して何が最善なのか。
どうしたら、満足してもらえるのか。
そのためのブレない軸を持っていることが
熱波師に限らずあらゆる職業の
プロフェッショナルの条件のひとつですね。

【引用その2】サウナに存在する無常感

サウナ室でストーブの石に水を掛けると蒸気が発生して上昇していき、いずれ必ず消える。
それは人間と同じだと度々思っているという。人間も何処から現れてどこかに必ず消えていく。
サウナにはそういう無常感が漂っているのだと彼はいう。
蒸気は消えるし、人は死ぬ。花は散るし、楽しい時間はやがて終わる。他人事ではなくもちろん自分もそうだ。世の中は儚く切ない。今の常識がいつひっくり返るかわからない。少し前には、疫病が流行って自由に出歩いたり人に会ったりできなくなるとは思ってもみなかった。

これは熱波師の井上勝正さんが
サウナに対する無常感を
語ったとされる一節です。

人生は有限。
私達は毎日同じような生活を
繰り返しているように
見えても刻一刻と自分たちも
周囲もそして世の中も
変化しています。

そしていつか終わる。

当たり前のことなんだけれども、
このことに知らす知らずのうちに
目を背けていないだろうか。

その人生の無常観が
熱波師の戦場といってもいい、
サウナで感じることができるんですね。
筆者もサウナーとしての一面があるので、
よくわかります。

今という同じ瞬間が訪れることは二度とない。

一日、一日を大事に過ごす。
自分が周囲の人への感謝を忘れないこと。


実はサウナに入ることで、
人生を深く考える味わい深い
時間を過ごすことができます。

その魅力については、また別の機会に
書きたいですね。

本日のリーディング・ハイ

プロフェッショナルとはなにか。
熱波師に限らず、
どんな仕事でもそれを突き詰めていくことが
自身の成長に寄与するのだと改めて実感しました。

彼らがどんな思いで熱波師として
仕事をしていて、
何を求めて熱を送っているのか。
7人の熱波師からしかと「情熱」を
受け取りました。

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今回のリーディング・ハイは
いかがだったでしょうか。

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