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【子どもは部下ではない】自分の子どもを“評価”していませんか?272日目


◇自分の子どもを評価していませんか?



「あなたのお子さんはどのような子どもですか?」


不登校支援の面談で必ず聴くこの質問。


意図は様々です。


・子どもの特徴をより知るため
・親が子どもを見る事ができているか知るため
・親が子どもをどのような目線で見ているか知るため


様々な返答が返ってきますが、中には


『危険だな』


と思える返答があります。


それこそが、子どもを“評価”している返答です。


・コミュニケーション能力が低い
・苦手なことを取り組む事ができない


など、能力や表面的なところで子どもの事を見ている事を、私は「子どもを評価している。」と捉えています。



学校からの通知表にある所見の文面や、上司が部下への目線の様な感じですね。


組織に属している中で1人の人間の特性や得意不得意を見る事は管理監督者が見る事は当然です。


ただ、これを家庭で行う事は非常に良くありません。


その理由を解説していきます。



◇家族は対等な関係性



一昔前の家族は父親が絶対的な権限を持ち、子どもたち親の言うことには従う。というようなものでした。


ただ、現代は違いますよね。


家族である以上、対等な関係性で、それぞれの考えや気持ちを受け止める事が重要です。


友達のように。とは全く違いますので、こちらも気をつけてください。


子どもを評価する。という事は、上から目線で子どもを見ている。ということになり、かつ、表面的な事しか見えていない。ということでもあります。


子育てにおいて重要なポイントとして、子どもの内面にまで目を向けて向き合うことにあります。


不登校支援の現場で、お子さんの内面を共に考え、見るようになったご家庭は非常に進歩が早くなります。


これにもしっかり理由があります。


子どもは親にわかってほしい生き物だから。なんですね。


自分の存在価値を測る時、子どもは親が第一の指標となります。


自分の行動に真摯に向き合ってくれるのか、表面的なところであっさり見られるのか。この差はかなり大きいものです。


かつ、言葉を発するようになってから、思春期を迎える子供には特に意識が必要です。


例えば、絵を描いてきた子どもに対して、


『上手な絵だね』


『見せてくれてありがとう!ママのために描いてくれたの?』


という対応では全く受ける印象は違いますよね。


絵の上手さは正直、優先度は低くて良いんです。


書こうと思った気持ちや、見せてくれたことに敬意を示してあげる事が、子どもの存在意義に繋がります。


反対に、評価するような形で子どもと接すると、子どもは自分の気持ちや考えを素直に表しにくくなったり、不適切な行動をとるリスクが上がります。


これは、家庭内での自己評価の低さがストレスを増長させてしまう事が挙げられます。


ですので、評価ではなく、対等な関係性でいてあげてくださいね。



◇子どもも立派な1人の人間



生物学的に人間は他の動物と比べて早く産まれます。


産まれてすぐ立てる訳でもなく、意思疎通ができるわけでもありません。


だからこそ、親が子どものお世話を精一杯行いますよね。


これはとてつもなく凄いことなのですが、その過程で、親の方が偉い。と勘違いが生じやすくなります。


・世話してやってる
・お金をかけてやってる
・仕事が忙しい中時間をとってやってる


などの思考が勘違いを生じさせる要因です。



確かに、子育てはとても大変で、誰にも理解してもらえない。というストレスを生じさせやすいですよね。


ストレスが増長されると、出来るだけ事を簡単に済ませたくなるので、子どもを表面的に評価し、上からの立場で対応しようとしやすくなります。


本当に大変ですから、お気持ちはわかるのですが、、


でも、その中でも子どもを1人の人間として認め、意志を尊重することにより、成長をサポートする事が、子どもの不適切な状況を生むリスクを下げる事ができます。


子どもは道具ではありませんので、少しずつでしか成長はしませんが、しっかり向き合う事で、将来的に親御さんの手を煩わせる事は少なくなります。


ですので、子どもを評価してしまっているかも、、という方がいれば、今日から対等な関係性で向き合ってみてください。


今までと違うお子さんの一面が見れるようになりますよ!




本日も最後までお読みいただきありがとうございます😊



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