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【学生さんから学びました】良い意味で期待をしなくなった子どものお話。494日目


◇ついつい責任転嫁をしてしまう



「私、これまで期待しすぎてたんで、期待しすぎるのを辞めてみようと思って、、」


この事を話してくれたのは、今年から大学生になったクライエントでした。


以前までは、ついつい他人や環境のせいにしてしまう事が多く、本人も自覚はしていても、責任転嫁をするような状況でした。


今年になって、責任転嫁癖が少しずつ収まってきて、自分の事を責任転嫁せずに、行動できるようになったのです。


その子がどのように責任転嫁するクセから、脱して行動できるようになったのか。ということをお話できればと思います。


ポイントとしては、期待することを適度に辞めたという事です。



◇期待をすることを辞めてみると、、


遡る事昨年度の春。


大学進学の前段階で、どのような大学に行きたいのか。また、その上では、どのような勉強が必要なのか。ということを共に考えてきました。


最初は、偏差値の高い所を目指すことが多かったのですが、その目的としても、「偏差値の高い大学なら何とかしてくれそうだから」という事が多く、その上での学習法も、「先生が何とかしてくれそうだから」ということで進学実績の高い塾を選ぶことが多くありました。


ただ、受験が少しずつ迫ってくる中で、理想と現実のギャップに気づき始め、他人ではなく、自分が本当に頑張らねばならない。という壁と正面からぶつかることとなりました。


その時に、改めて自分の内面と向き合い、責任転嫁をしてしまう背景を共に考えて行きました。すると、本人から「やっぱり期待しちゃうのがダメなんだな。。」という言葉が出てきました。


これまでも、親御さんや周囲の人達、学校や塾などの環境に期待し、どうにかなると思いやすい傾向があるという事に結び付きました。


その上で、期待することを抑えるのではなく、自分がやりたいことを考える事で、自然と期待をしなくてもいい状況を作ろう!という作戦を立てました。


最初から上手くいったわけではありませんが、少しずつ、自分のやりたいことを考えつつ、行動を起こすことで徐々に期待することから離れることができました。



◇子どもから学んだ事「自分と向き合うこと」



少しずつ、期待することから脱却できたわけですが、ここで新たなる壁と向き合うことになります。


それが「少しでも期待してしまう自分が嫌だ、、」というループに入ってしまったのです。


その子の習性として、完璧主義な側面もあり、やるからにはとことん!という気持ちが働きやすくなっています。


人間として100%期待しないという事は無理な話と分かっていても、どうしても期待するところを許せないという事が生じていました。


その事も改めて自分とゆっくり向き合い、程よくであれば仕方がないよね。という事になんとかたどり着く事が出来ました。


共に向き合ってきた私が感じたことは、自分と向き合うことの大変さと勇気。そして、改善するために行動をする大切さでした。


このようなクライエントさんと向き合わせていただくと、本当に毎回勉強させていただけると言いますか。皆さんの勇気に感銘を受けるんですよね。


特に、子どもの方が自分と素直に向き合い、なんとかしようと頑張れる傾向が見られるので、年齢関係なく、学ばせていただいています。


「年齢=凄さ」という事は全くなく、柔軟に様々な事と向き合い続けられる人が人生を全う出来るのと私は考えています。


ですので、他人や環境に期待をしすぎなくなった今回の学生さんのように、皆さんも少しずつでも良いので自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。


その上で、気づいた事、行動できそうな事を実行してみましょう!


もしかしたら、人生が今よりももっと楽しくなるかも、、!



本日も最後までお読みいただきありがとうございます😊


それでは、また明日!

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