【全人類必読!】外で泣き叫ぶ子どもに“してはいけない”対応。563日目



◇外で子どもが泣き叫んだら、、



こんにちは!心理師のはねちひろです。


本日は、外で泣き叫ぶ子どもに“してはいけない”対応。という事をテーマにお話ししていきますね。


夏休み期間に入り、外ではお子さん連れのご家族を多く見るようになりました。それと同時に幼いお子さんをお連れの親御さんが対応に苦慮されている場面も見かけるようになりました。


特に、お子さんが泣き始めた時の対処は本当に皆さん苦労されていますよね。。私は子どもがいるわけではないのですが、親御さんの表情を見るたびに大変さを感じております。


そんな時に、ついついやってしまう対応が“ふさわしくない”ものであることが多いのは皆さんご存知でしたでしょうか。これは、親御さんのみならず周囲の方々にも言えることなのです。


ふさわしくない事の結論から申し上げますと、叱るなどイライラを表出化する。という事になります。


前提として、「仕方がないじゃん!!」というご意見もあるかと思いますが、これは厳しい言い方をすると知識を持っていないがための言い訳となってしまうのです。


ですので、今日の記事を持って正しい知識を身に付け、ブレーキを掛けられるようにしていきましょう。



◇【発達段階】小さい子どもは周囲の気持ちを理解できない



泣き叫んでいる子どもに対して、「周りに人がいっぱいいるんだから!
!」とか「こんなところで騒いだら迷惑でしょ!!」と叱責される親御さんをよく目にします。


これ、親御さんは正直責めれないですよね、、、突然子どもは泣き叫ぶし、周囲の目線も痛いし、そんな状況でストレスは溜まるし、、、


だからこそ、親御さん自身はもちろん、周囲の方にも子どもが泣き叫ぶメカニズムをしっかり理解していただき、感情で反応する前に、理性というブレーキを少しでもかけていただけるようになってほしいのです。


子どもが泣き叫ぶのは意思伝達の方法のひとつでしかなく、それを制御できるほどの認知面での発達がなされていないという事と、周囲を気遣う等の事はまだ不可能だからなんです。


ピアジェという心理学者が子どもの発達段階を4つの段階に分けているのですが、その中でも小学校就学前(2~7歳)の前操作期と言われている段階までは、自己中心性と言って、認知のレベルではまだ自分の事しか考えられない。と説明しています。


このことからも、周囲の事を踏まえた叱り方をしてしまっても、全くの無意味であり、更に、子どもの防衛本能が働き、より泣き叫んでしまう、、という事が生じてしまいます。



◇親は共感、周囲は暖かな目線で



子どもが泣き叫んだらどうすればいいのか。実を言うところ、答えは明白なんです。


親は共感、周囲は暖かな目線で


という事が確固たる答えになります。


先ほどもお伝えしましたが、子どもが泣き叫ぶという事は意思の伝達の手段であるため、何かを訴えたい時なのです。それを叱ってしまうと、正しく意思を伝達することの認知の歪みが生じてしまうため、第一に共感が重要になります。


「泣きたいくらいの気持ちなんだね」
「うんうん、嫌なんだね」
「ママに何か伝えたかったんだね」


まずは上記の様に受け止めてあげましょう。子どもとは言え一人の人間ですから、泣くという行為が機械のように親の意図で止めることは不可能ですので、情操教育の一環としても受け止めてから少しずつ言葉で意思を伝えられるように促していくことが大切です。


そして、親御さん以外の周囲の方々も絶対に冷たい目線で見ないで下さい。親御さんの焦りを増長させ、かつ、子どもも恐怖心が増し、より泣き叫んでしまいます


だからこそ、周囲の方々は
「子どもは泣くのが仕事だもんな、、親御さん頑張って!!」
という位の気持ちで見守ってあげましょう。それでも疲れなどもあり、イライラしてしまう、、という方は席を離れるなど距離を取ってください。


新幹線や飛行機などの逃げられない場合は耳栓やノイキャンのイヤホンで対処できますので、用意しておくことをおススメします。



とはいえ、ここまでのお話を聴いても反応してしまう事はあるかと思います。。誰しも人間ですからね。


ですので、できる限りでは構いませんので、知識をしっかり持ってお子さんと相対していただきたいと思います。


夏休みも始まったばかりですが、今日のお話の内容を少しでも皆さんに心がけていただき、少しでも良い夏休みにしていただければ幸いです!



本日も最後までお読みいただきありがとうございました!


それでは、良い夏をお過ごしください!

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