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徒然なるままに気後れ。 -第三回-

近況

毎週東京に通ってると都心の駅間隔が近すぎて距離感がバグります。

地元ですら6駅くらい歩いた経験があるので
それを都心で換算すると多分30駅くらいになるんじゃないかと思っています。

ホコル…それ路線が多いからや…

地元には一つしかないです。

あ、今回の大テーマは「時間」です。


ちょっと見ない間に

「ちょっと見ない間に変わったね」

このセリフの後に君は何をつける?

「!」

ちょっと見ない間に変わったね!

なんか意味もなく元気だなぁ
自分の変化がその人にとって良いイメージともとれるし
嘲笑しているようにも感じる。
セリフは一緒でも受け取り方は180度変わる。
伝わりづらいので却下。

「…」

ちょっと見ない間に変わったね…

中学生の頃清楚でかわいかったクラスメイトが
高校デビューでギャルになってしまった感がすごいなぁ
悪いイメージともとれるけど
もしかしたらその変化が嬉しすぎて噛み締めているのかもしれない
これも伝わりづらいので却下

「?」

ちょっと見ない間に変わったね?

一気に老けた気がする。
果たして君が思っている人と目の前にいる人は本当に同一人物ですか?
そして「変わった」という変化の言葉に「?」をつけるのは私のセンス的にいただけない…
変化の重複。
いわば変化のミルフィーユ状態だと思う。
伝わらないよなぁ…そうだろう。

よし決めた。
そいつは何も変わっていない。
「ちょっと見ない間に何にも変わってない。」

成長もなんもしてない。
多分精神と時の部屋的なエトセトラに閉じ込められてたんだろ。
はい、終わり!!
時の流れは残酷でもなんでもない!!


時計の針が遅いから

今日は針遅日。

君はいつもこの日を指定してくる。

「あなたと過ごす時間はいつも短く感じるから」

こんなことを言われて断れる人間がいるか?

その言葉に酔った私は今日も針を遅らせる。

今日もゆっくり、ゆっくり、と時間は流れていく。

遅らせることはできても戻すことはできない。

そんなことはわかっているけど私は今日も針を遅らせる。

いつか何かの間違いで辿り着けないか。

そうまだ君がいた時間に。


さよなら六月の悪魔

「例年よりも早い梅雨明けとなりました」

ニュースキャスターが淡々と告げる。

国際通りのモニターで僕はそれを見上げていた。

右目が疼く

何も中二病患者ではない
この季節はいつもそうだ。
僕の中のインフェルノが今日もゾロアスターしている。

いや何も中二病患者ではない。
きっと誰もがそうだと思う
丑三つ時に憧れてフルフェイスのファイティングポーズだ。

いや頭がおかしいわけでもない。
それならまだ中二病の方がマシだ。

「全国的に梅雨入りとなりました」

またニュースキャスターが告げる。


タネアカシ


ちょっと見ない間に

日本語の難しさを伝えたかった。
日本語×記号×読み手の感情=無限
語学の専門家ではないけどそう思う。

時計の針が遅いから

切ないラブストーリーの皮を被ったニートストーリー
イヤな予定があると時間を遅らせたくなるよねって単純なドラマ

さよなら六月の悪魔

歳をとると時間の流れが速く感じるよね。
取り残されたヒトの物語。



次回未定

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