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【2022「探究」】地方公立高校の総合的な探究の時間 Vol.2 卒業生e-Education三輪開人さんの講演

卒業生の講演

今年度の探究の最初にどうしても話してもらいたい卒業生がいました。
それがNPO法人e-Educationの三輪開人さん。

4年前にも本校で講演していただき、生徒にも教員にも衝撃を与えた人物です。

三輪開人さんとは?

掛川西高校理数科の卒業生であり、本校野球部出身でもある三輪さん。
どのような方なのでしょうか?

e-Edcationについてはこちら⏬

三輪さんのnoteはこちら⏬

三輪さんとの関係はこちら⏬

彼を有名にしたプレゼン動画はこちら⏬

講演スタート!

2022年4月20日。三輪さんに学校にお越しいただき、1・2年生対象にお話をしていただきました。

今回のタイトルは「小さな一歩が未来を創る
〜SDGsの視点から見た総合的な探究の時間について〜」

高校時代の思い出を含んだ自己紹介やe-Ediuctionの紹介。
活躍する先輩の話に生徒は引き込まれていきました。

大学在学中から行ってきたバングラデシュの学習支援。貧しい農村の高校生たちが大学に行けるように映像授業を使った支援をしたこと。

米誌『Forbs』の「アジアを代表する若者30人」に選ばれたこと。

バングラデシュの首都ダッカで大規模テロ事件に遭い、同じ日本人28名が犠牲になったこと。

そして「世界に一歩踏み出せば、人生を大きく変える出来事がある」と生徒に挑戦することの大切さを話してくださいました。

終了後の質問タイム

4年前の本校での講演の際には、終了後に生徒の質問が切れることなく、大勢の生徒が集まる相談の場ができました。

そこで今回は事前に部屋を用意して終了後の質問タイムを設けました。

入れ替わり立ち代わり生徒がやってくる中で、熱心に質問に答えてくれる三輪さん。

生徒の一人は真摯に対応してくれたことに感動していました。
この時教わったモンテッソーリ教育や、イエナプラン教育について、その後図書館で本を借りて調べているそう。

とても充実した時間になりました。

生徒の感想

「とても面白かったし楽しかった。三輪さんが、何をしたら良いかわからなくなったときに世界に行ったのが凄いと思った。自分も将来どうすれば良いかわからなかった時に回りの環境を変えてみたいと思った。」

1年生の生徒の感想

「小さなことでもなにか1歩を踏み出すことで、自分が思っている以上に自分の世界や選択肢は拡がるのだと感じた。SDGsは私たちの世代が社会の主力になる時に目指していきたい社会のことだと初めて知り、一気に実感が湧いたし、私たちの当たり前がどこの場所でも当たり前にしていくことだと聞きよりいっそう実感が湧いた。大きな問題であって自分にはあまり関係ないと思っていたことも今回の講演で私たち一人一人が取り組んでいくべきものだと感じた。」

2年生の生徒の感想

「引きこもりだった男性がラオスに行って掛け算の歌を作り、生徒の平均点が大幅に上がったという話が心に残っています。過去の経験や自分が当たり前だと思っていることが世界を変えるヒントになることを知りました。落ちこぼれだからこそ出来る事がある、という言葉も印象に残っています。自分には出来ることよりも出来ないことや苦手なことがが多いけれど、それを強みにしていきたいと思いました。」

2年生の生徒の感想

生徒たちの感想には、三輪さんの講演の感動が溢れていました。

感想に共通している点は、

「自分にもできることがあるのではないか」


生徒の感想を読みながら
きっとこの中から未来の三輪開人が現れるであろうことを確信
しました。

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