ほっかいどう暮らし７８　苫小牧厚切り丼

ご近所に住む飲み友達のコーイチさん（４０代後半）は「厚切り」が大好きです。

いつぞやお酒を飲んだ後に、いただきものの羊羹を切って出してあげたら

また別の日「今日はジンギスカンが食べたいね」と言うので、二人で近くのスーパーに買いに行くと

といういう感じです。

２０２２年１月。お正月も過ぎた日曜日の夜、コーイチさんと二人でお酒を飲んでいた時のこと。

コーイチさん　「今度の休みに久しぶりに遠出しないかい？いい感じの温泉に浸かって、美味しいものでも食べて英気を養おうぜ」

と言うので、次の土曜日を楽しみにしていたら

前日、北海道は大雪に見舞われる．．．さすがに今回は中止ということになりました。

土曜日は朝から雪かきに精を出していたら、コーイチさんから電話がかかってきて

ということで、お昼前に二人で向かったのは苫小牧漁港の近くにあります

魚金食堂さん

鮮魚店併設の食堂で、新鮮で美味しい魚が食べられると人気のお店です。

テーブル席に着いてすぐに目に留まったのが

コーイチさん　「おおっ、苫小牧厚切り丼！これこれ、こういうやつ！！」

僕　「おー、美味しそう。しかも安い！僕もこれにするわ」

と言っているところへお店の人が注文を聞きに来てくれたので、コーイチさん

「苫小牧厚切り丼を２つお願いします」

と言った後に

厚切りジェイソン？！

僕が「やめれ！恥ずかしい！！」と言ったらコーイチさん、肩をすくめて

「ホワーイ．．ジャパニーズピーポー．．．」

に、２度も言うな！！

そんなことを言っているうちにやって来ました

苫小牧厚切り丼

本当に厚切り。迫力があります。

マグロの赤身。こんなにブ厚いお刺身を食べるのは初めてかも。しかもネタが新鮮なので臭みなんてものは全くない。ただただ旨い。

ハマチもサーモンも脂がのっていてすごく旨みを感じます。自家製のシメサバもいい感じ。

苫小牧産の生ホッキ。シャキシャキして甘い。とにかく全部のネタが新鮮でおいしいです。

酢飯にしていただいたご飯は４００ｇ。ちょっと多いかなと思ったのですが

余裕で完食でございます。幸せ～。

さて、その日の夕方。厚切りのベーコンを肴に、相変わらず２人でお酒を飲んでいたらコーイチさんが急に真面目な顔になって

「俺が『厚切り』にこだわるのには、実は理由があるんだよ。聞きたい？」

と言い出す。

別にどうでもいいのですが、あまりにももったいぶって言うのでつい

「どうして？」

と聞いてしまったら

だって。

は、話の中身薄っ！！！

おしまい