見出し画像

最新のがん検査

医療の発展が目覚ましい今日、皆さんはどれくらいがんの治療について
知っていますか?
知らずにいると、より楽に治療が出来たり、より治る確率が高かったり
する治療法があるのに、それを受けずに終わってしまいます。
最新のがん治療に関して2つの記事に分けて書いていきます。

1.最新のがん検査(本記事)
2.最新のがん治療

最新のがん治療を知って、自分ががんになった場合どうするか
考えましょう。

最新のがん検査

まずはがんを発見しないことには治療できません。
また、早期に発見することで転移などのリスクを下げ、
治療期間も短くでき、何より完治・寛解しやすくなります。
ですが、100%見つけられる方法はありませんので、ご注意ください。

①がん検診

がんの発見でまず先に思いつくのが「がん検診」だと思います。
これは様々な検査をして、がんの疑いがあるかを調べ、
そこからさらに精密検査をしてがんを発見します。

自治体に委託された医療機関で受診することができます。
費用は各自治体によって異なりますが、400円~2000円ほどです。
無料クーポンが使える場合もあります。

メリットとしてはしっかりお医者さんに診てもらえることです。
また、費用も安く抑えられます。

反対にデメリットもあります。
がん検診は部位ごとに検査が分かれています。
(肺がん、大腸がん、胃がん、乳がん、子宮頸がんなど)
そのため、それ以外の部位ががんになってもわからない可能性があります。また、不快感を伴う可能性があります。

それぞれの検査で対象年齢が指定されていることも
デメリットになるかもしれません。
(胃がん検診は50歳以上、肺がん検診は40歳以上、子宮頸がん検査は
20歳以上など)

我々の最も身近ながん検査法です。

②線虫検査

線虫という虫を使った検査方法です。
N-NOSE」という会社がこの方法で検査を実施しています。

方法は尿一滴を線虫のいる容器に垂らします。
すると、がんのない方の尿からは遠ざかり、
がんのある尿に向かっていくのです。
この特性を活かしてがんかどうかを検査するのです。

費用はN-NOSEの場合、1回12,500円です。
86.3%の確率でがんを発見できます。

この検査のメリットは1回で全身を調べることができる点です。
また、全身の検査をするよりも費用を抑えることができ、
体への負担はほとんどありません。
ステージ0やステージ1といった早期のがんも対象です。

デメリットは、がんがあった場合、部位までは特定できない点です。
がんの可能性を指摘された場合は、改めてがん検診などを受け、
がんの場所を特定する必要があります。

費用を安く抑え、がんかどうかを調べたい方向けの検査法です。

③マイクロRNA検査

こちらは現在大規模な治験が行われていたり、各社がサービスを
提供し始めたばかりの検査方法となります。

方法は血液や尿からマイクロRNAと呼ばれる因子を検出し、
数量の変化などからどの部位にがんがあるかを検査します。

会社ごとに方法が異なり、費用はピンキリです。
2万円ほどでできる会社や、病院と提携して10万円以上
費用がかかるものもあります。

メリットは、がんの発見を早期にでき、さらに、部位まで特定できる
点です。
また、体への負担も軽いです。
この方法がさらに確立されれば、近い将来血1滴でどこにがんがあるか
わかるようになるでしょう。

デメリットとしては、最も費用が高い点です。
最新の技術で保険の適用もないので、致し方ありませんが。
今後費用が抑えられれば、普及していくでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
がんの検査1つ取っても、どんどん技術は進歩しています。
今ある方法だけでなく、他にも方法がないか調べることが大切です。

そして、がんは早期に発見できれば治りやすい病気です。
がんでなければ無駄と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
健康に生きるために一度受けてみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?