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管理職とメンバーの関係からマネジメントを考える

昨日ちょうどAのステーションの管理者が外部研修を受け、その報告会を行っていたのですが、そこで話題が上がったのが、
「スタッフ間だったり、スタッフと管理者の間でケアに関する意見が対立することがある。その場合どのようにしたら良いのか?」ということでした。

それに対してBのステーションの管理者が
「逆にそこまで意見をぶつけ合えて凄く良い。うちのステーションは意見は上がるけど、私が決めてしまえば、それで方針は決まってしまう。」とコメントをしていました。

私自身なるほどね。
と思う一方で、確かにそうだとは思いますが、Aステーションの管理者は大変な体力根気がいる話だなと感じました。

なぜ同じ組織の違うステーションでこんなにも違うのか?

ここからは推察になりますが、
多分管理者とメンバーの関係性だと考えています。

A管理者は、立ち上げて2年目の小さな訪看を運営しており、メンバーは同年代か、やや上がほとんどの管理者でした。もともとメンバーが主体的に動き、比較的フラットな組織です。

B管理者は、管理者4年目であり、メンバーは同年代よりも年下がほとんど。看護師歴でもかなり差があり、元々姉さん肌の看護師です。

そう考えれば、この違いも良く分かりますよね。

「メンバーと管理者の関係性」で、人の反応は変わります。

なので、Aステーションの管理者には、
「メンバーとの関係性が違うので、Bのステーションと同じようにはまとめることは出来ないですが、組織の考えを踏まえた上で、管理者が判断したことが最終判断になるので、それに従ってもらいましょう」
と伝えました。

Aステーションの管理者はとてもコミュニケーション能力が高いので、こんな問題が起きても、上手く運営出来ますが、これが我の強い管理者であれば難しいでしょう。

メンバーと管理者の関係を考えた上で、人員配置をしないといけません。
このあたりは、普段からスタッフをしっかり観察し、組織した時のことを想像するしかないと思います。

↑こういうのも使うのもありかもですね。

どちらにしてもとても難しいことですが、マネジメントを考える上でとてもやりがいがあり、マネジャーとしての価値が問われるところだと思います。

いかに適材適所にはめ込むか。
それが出来るのはマネジャーだけです。
楽しんでいきましょう!!

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