有栖川リル

仕事、プライベート、趣味など、雑多に書きます。足を止めたら死ぬ気がするので踊っていたい。

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最近の記事

拝啓 津野米咲様

あれから一年。もう、一年。 その事実を知り謎の使命感に駆られた私は、いい感じに酔えそうなお酒を買いに夜のコンビニへと向かった。昨年の今頃はどんな気候だったか。外の空気はどんな匂いがしたか。そんなことを考えながら。そして今、こうしてパソコンに向かいこの記事を書いている。とはいえ、長々と書くつもりはない。 その時、私はストレスで潰れていた。食欲は消え失せ、日光を遮断するためカーテンを目張りし、暗い部屋の中ベッドの上で横になることしか出来ずにいた。そして、耳に入った訃報。何かの

    • 一つ歳を重ねて

      見えない何かに守られていた幼少期。 大抵のことは許されたし、大抵のものは手に入った。 22時半を過ぎるとちょっぴりソワソワもしたし、 23時を過ぎたらそれはもう立派な夜更かしだった。 投げたボールを取ってはくるけど、 咥えたまま離してくれなかった今は亡き愛しき飼い犬。 私を見つけるなり擦り寄ってきた近所の飼い猫。 実家の近くにあったケーキ屋さんのフランボワーズ。 祖母におつかいを頼まれて何度も通った お団子屋さんのみたらし団子とお稲荷さん。 大人になると、許されないこと

      • 好きなバンドを聞かれてメジャーどころを答えたつもりが「誰?」ってキョトンとされた時の沈黙が辛い

        「バンドだと誰が好きなの?」 曇りのない瞳で酷なことを聞くな……!!! これ、普段バンドしか聴かない人間にとってかなり困る質問。相手がバンドを聴かない人間だと尚更。 「好きなバンドは好きって言いたいけど… どうせ知らないんでしょう?ねぇ?」 「バンド聴かない人間でも、 さすがにここは知ってるでしょ…名前だけでもぁ…。」 そして私はこう答える。 「ヤバイTシャツ屋さん。」 結局、安牌を選んでしまう自分の弱さよ。 でも実際好きだよ、ヤバT。今年のビバラでタンス(『DAN

        • 老害駆除業者の方〜〜〜〜

          頭の悪いゴールデンウィークの振り返りも 十分に出来ないまま、社畜生活へと逆戻り。 フェスで暴れ散らかしてから二週間が経つらしい。 先週末、数ヶ月ぶりに筋トレをした。 あれから、スクワットで痛めた背中の調子が悪い。 無職の頃は余裕だった(むしろ楽しめていた) スクワット。座り仕事で姿勢を悪くした模様。 姿勢矯正用クッションの類を使いたいところだが、 あれを買って満員電車に持ち込んで 職場まで運ぶのは…現実的じゃない。 そんな職場は老害で溢れてる。 そのうちの一人に目を付けら

        拝啓 津野米咲様

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        記事

          手の平から洗顔料が滑り落ちる瞬間の虚無感たるや

          実に頭の悪い連休を過ごした。 これほどまでに予定を詰め込んだ連休は無い。 楽しかった。これまた実に頭の悪い感想である。 見出しの奇奇怪怪な写真は、連休中のプチ事故写真。 「美味しそうなケーキ〜〜わ〜〜い(パシャリ)」 見れば見るほど情緒不安定になりそうな写真だが、 夢の国の某アトラクション(Qライン)で撮れた産物だ。 連休のあれこれを振り返りたいところではあるが、 社畜ゆえ就寝の時間が迫っている。 毎朝6時に起きて、化粧をして着替えて電車に乗って 向かう先が職場だ

          手の平から洗顔料が滑り落ちる瞬間の虚無感たるや

          死角に立っていた客引きの姉ちゃん(白ワンピ)がカーネルサンダースに見えてビビった夜

          一週間を乗り切った。やり切った。 週の後半、責任者達はバタバタ。 一方で私は「仕事してる感」を出すなどしていた。 いや、これ結構大事だと思うのよ。 それはそうと、来月の予定がまた一つ増えた。嬉しい。 その流れで、職場PCのデスクトップを 某バンドの最新アー写に変えた。 色味がうるさくてかなり恥ずかしい。 が、私にとってお守りのようなもの。 見守ってくれている感じがあって落ち着くのだ。 最近、酒を飲むとすぐ眠くなるのはなぜだろう。 やはり老いか…?やりたいことがあるのに、

          死角に立っていた客引きの姉ちゃん(白ワンピ)がカーネルサンダースに見えてビビった夜

          指サック付けた指って結局使わない

          火曜日。昨日同様バタついた。 ゴールデンウィーク明けが繁忙期の弊社。 もう既に恐ろしい。 今日は午後から、嫌いな上司が外へ。 社内に居ないだけでこんなにも静かなのか と感動した。一生戻ってこなくていいのに。 暇な日は自室(パーテーションで区切られてるだけ)から聞き耳を立て、電話での受け答えに対して「別に意地悪で言ってるわけじゃないんだけど」とヘラヘラ笑いながら嫌味ったらしく上からアドバイスしてくる。 不愉快。失せろ。 そんな感情を顔(目)にはしっかり出していく。 舐め

          指サック付けた指って結局使わない

          自己への投資

          連休の予定が増え、ウキウキしている今日この頃。 気付けば夏もすぐそこ。 お洒落もしたいし美しくもなりたい。 …………。 限界アラサーOL、エイジングケア始めます。 色々教えてくれた美容部員さんありがとう。 昔から肌が弱く「これだったら安心」と思えるスキンケア用品以外使えなかった私。店頭でテスターを試してみて「これはいい」となった資生堂の2アイテムを購入。 美容液のアルティミューンは、肌そのものを強くしてくれるらしい。おまけに血行促進の効果もあるんだとか。私はひとまず

          自己への投資

          惰性で生きるなら楽しみを作れ

          「有栖川さんが『生きててよかった』と感じるのはどんな時ですか?」 いつだったか、そう若者に聞かれた。惰性で生きていることを再認識した瞬間だった。「なぜ生きるんですか?」と聞かれたら「生きてるから」って感じ。別に、何かのために生きてる訳じゃない。みんなそんなもんなんじゃないかな。 惰性で生きているからこそ、楽しみを量産したい。見つけるというよりかは、作る。貧乏でも、楽しいことをやる。金銭的にも精神的にも余裕が無い時こそそうしたい。お金はどうにだってなるし、心が弱っているなら

          惰性で生きるなら楽しみを作れ

          春と夏の境目

          火曜日を倒した。 昨日今日と、週明けの業務でてんやわんや。 電話を取りつつ書類整理とデータ入力。 地味な業務。でも、時間だけはあっという間に過ぎる。気付けばお昼休みに突入。そんな毎日。 今日は、指輪を身に付けて出勤。 本当はもっとゴツいやつを連れて行きたい。 手元がうるさいと落ち着く。 仕事のモチベを上げたい。 お洒落させてくれ。所詮OLだけど。 それはそうと、いい感じのスカートが欲しい。 かわいいやつ。 仕方ねぇ。明日も働くか。 有栖川リル

          春と夏の境目

          持つべきものは親友よね ※ネタバレ、スクショあり

          前述で、ときメモGS4を買った話をしました。 今回はその続きです。 ときメモシリーズでお馴染みの情報キャラ。 今作では、こちらの姉妹がその立ち位置。 姉のみちるはファッションアドバイス担当、 妹のひかる恋のアドバイス担当 といった具合。 ちなみに、二人ともモデルをやってます。 あ、つい先日、本多行くんの真告白ED回収に成功しましたえへへ。「恋愛…?何それ美味しいの?」だった行くんが、自分の中での化学反応に戸惑いながらも主人公への想いに気付くまでの過程、気付いてから徐々に大

          持つべきものは親友よね ※ネタバレ、スクショあり

          乙女ゲーに興味ゼロだった女がときメモGS4を買った話 ※ネタバレ、スクショあり

          キャラ萌えの対象は圧倒的に女の子。本業がプロデューサーゆえ、主人公の女の子を落とすことが目的の、 いわゆる「ギャルゲー」とやらには一切興味の無い私。 男の子キャラに萌えることの無い私は、 乙女ゲームのプレイ経験も当然ありません。 そんな私が今回買った物… 『ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart』 恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』の女性向けシリーズ、Girl's Sideの第4作目です。 Q.「昨年10月末発売のこのゲームをなぜ

          乙女ゲーに興味ゼロだった女がときメモGS4を買った話 ※ネタバレ、スクショあり

          三拍子揃わなきゃオタクはできない

          今日もそれなりの一日だった。 電話を取りつつ、膨大な顧客データと 睨めっこしながらの作業。 地味だが、性には合っている。 今週は、やたらと耳がアイドルソングを欲する。 だが、オタクをやる元気はもう無い。 時間、金、体力のうちどれかが一つでも欠けたら オタクは成立しない。バランスを崩した時がやめ時。 あと、現場(客)が面白く無くなった時。 推しがアイデンティティを失った瞬間も考え物だろう。 握手会にサイン会、それからチェキ。 金銭的余裕が圧倒的に無い今、 同じCDを何枚

          三拍子揃わなきゃオタクはできない

          暴れたがっている

          今朝、喉の痛みで目が覚めた。 唾液を飲み込むと激痛が走る。 「あ、扁桃炎だ。」 人生の第2フェーズに突入した私。 年々体にガタがきているのは事実だが、 老いに対する恐怖はそこまで無い。 むしろ、これからが楽しみで仕方ない。 来年には節目の年を迎える。 果たして何が変わるのか。 何も変わらないかもしれない。 ただ、今の自分にとって 三十代はおまじないのようなもの。 自分を愛す。人生を楽しく。 有栖川リル

          暴れたがっている

          【ショートショート】 移して

          「海が見たい。」 恋人がそう言った。 助手席で靡く長い黒髪。 ウエストで絞ったAラインの白ワンピース。 大ぶりのピアスが揺れる。 ラジオから流れる流行りの恋愛ソング。 ハンドルを握る手。 爪に乗ったオレンジのペディキュア。 「色、変えたんだ。グレーだったのに。」 「好きでしょ?オレンジ。」 「うん、好き。」

          【ショートショート】 移して

          雨に濡れたOLの小言

          ただでさえ憂鬱だってのに、月曜から雨。 なんなら日曜から雨。ふざけないでほしい。 朝の準急列車に乗り込む。 雨の日に電車が混むのはなぜなのか。 考えても正解なんて分かりゃしないので、 早々に考えるのを放棄して目を閉じた。 人間と湿気で不快な車両。 走行中、乗客が具合を悪くした。 仕方ない。月曜だし、雨だもの。 遅延したものの、いつも通りの時間に タイムカードを押すことに成功。 週明けということもあり、電話が多かった。 それも、イレギュラーな内容ばかり。 計8回ほど受話器

          雨に濡れたOLの小言