保育士だからといって万能ではないが、保育士だからこそできることがある。
保育士になる前は、一般企業で事務をしていました。
保育士を取得したのは、なんと結婚してから。
通信制の大学に入り、保育士資格を取りました。
それから自身の出産、子育て期を経て、たまに保育園でパートをしたことがありますが、本格的に保育士として園で働き始めたのは、3番目の子が年長になる春を過ぎた頃でした。
保育士として働き始めてから、最初に思ったこと。それは、
『保育士だからといって、万能ではない』ということ。
保育士はその資格の取得までに専門的な知識も学び、実習もして、入職すれば定期的な研修も受けて、多くの子どもたちを日頃から見ることに経験にも長けていて、発達のこともよく知っている。
これは間違いないことです。
だがしかし、
保育士は「子どもを預かる専門家」ではありますが、
「その子(対象となる子ども)の専門家」ではありません。
思うように動いてくれない子どもに、
普通のママと同じようにイライラしたりもするし、
はたまたママ友同士で子育て観が違うのに悩んだりするように、
園での先生同士の保育観などで悩みを抱えることも多いです。
つまり、
『保育士だからといって、万能ではない』
ということです。
毎日違う姿を見せる子どもに対し、
“この時期までに育ってほしい姿”に向けて、
日々トライ&エラーを繰り返しながら過ごしています。
保育士ではない子育てママさんたちと一緒なんです。
子どもの困った行動に、
最初から万能な解決法を身につけている保育士なんて、一人もいません。
どうしたらいいか、わからなくて、自信を失うことも実は多いんです。
しかしながら、
保育士は万能ではないとしても、
『保育士だからできること』があるんです。
うまくいかない時に、こんなことを実践したら、
解決に近づけた、
困り事が改善できた、
子ども自身が具体的に望ましいアクションを起こせた・・・
そんな数多くの事例を具体的に日々経験しているのが、保育士なんです。
多くの事例を経験しているから、あまり感情的にならずに、子どもたちと向き合うことができているのは事実です。
「あ、こんな子いたなあ…あの時、どうしてたっけ?」
そんなことを思い出しながら、対応できるので、感情的にならずに冷静になれます。
どんな声かけをしたのか?
どんな環境を整えたのか?
こんな時にどう対応したのか?
このような経験が子育てに悩む親御さんの役に立てたらいいなあ、とずっと思っていて、
いつかアウトプットしていきたい、と考えてきました。
子どもは十人十色、個性も様々なんです。
あの子には当てはまるみたいだけど、うちの子には合わない・・・
育児本に書いてある通りにやってみたけど、うまくいかなかった・・・
ということも、多いはず。
また、それができないから、悩んでいる親御さんも中にはいます。
色々な理想論を語られても、
数々の事例があって、具体的にできることが入っていないと、
実際には親御さんにとってなんにも役に立たないんですよね。
私も毎日毎日、その事例をたくさん経験させてもらっています。
なので、今まで経験してきた保育で困ったことや、
こうしてみたら子どもの行動が変わっていった・・・などの具体例を、
たくさん紹介できるものがあったら、
悩める親御さんの本当の意味での役に立つかなあ、と思いました。
これから少しずつ紹介していくので、
誰かに見つけてもらえたら嬉しいです♪
現役保育士 ぷいぷいうさぎ
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