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「契約終了」は、いいこととちゃうか?

あんだけ頑張ったのに、先方から言い渡されたのは「契約終了」!
あなたはどうしますか?

A 次から長続き出来るよう気をつけよう。改善策をまとめる
B むこうが悪いと飲みに行く

文章で成果を出すWebマーケティング支援サービス・ホギコト代表責任者の日野成美です。

前回のnoteはこちら

本日は自営業・フリーランス特化の回です。副業フリーランス人材活用している企業の方も、読むと罪悪感がうすれる回!


正社員の世界線だと、関係性を長く続けることこそが正義と思われがちです。
「長く勤めるのが大事」
「無茶振りをこなしてこそ出世できる」

だが自営業やフリーランスの場合!
話はまったく違う!!

縁が切れることはむしろいいことの方が多い。そう感じることがあります。

だって企業様もフリーランスを「使いきれない」と判断して契約終了の運びになるから。

今日はそんな「契約終了」の罪悪感をスカッとなくす話。

前提。こういうクライアントは切ってOKだよ!

まず、ぶっちゃけベースで話します。
切るべきクライアントの目安を先にご紹介します。

フリーランスが消耗しないために。こういうクライアントはお断りしてもむしろ大丈夫!こちらだ!!

  • 相場より安い(ググって出てくる単価よりも下回る)

  • 一方的に変更要請や度重なる修正

  • コミュニケーションがなんかうまくとれない

  • パワハラ、モラハラ、セクハラがある

  • 報酬未払いや支払い遅滞がある


「当初は自信がなくてとりあえず受けたけど、最近はこのクライアントに違和感しかない……」というあなた。

やったーレベルアップおめでとうございます!お祝いにココスでバスクチーズケーキ食べに行こうぜ!

なぜこの手のヤバいクライアントを切るよう勧めるかというと。


エネルギー吸い取られる!
いらん疲れが溜まり、全体の業務クオリティが下がる。複数案件を抱える場合も多いフリーランス、他業務に支障が出たらシャレになりません。

そもそも最初からクライアントとコミュニケーションうまくとれないというパターンは少ない(最初からダメなら失注しとる)。


企業側でなにか変化があったか、自分が事業者として成長して相手と合わなくなったということも考えられます。

どちらにせよ避けられない変化。
どっちが悪いとかいう話ではない。

「ありがとうございました!」と言って次に行く。
それでいいと思うんですね。

パワハラ・モラハラ・セクハラはもってのほか。
ガマンする必要ありません。業務妨害にあたるので、契約終了事由にできます。

自営業の損切りはほんとに大事。
付き合いを続けて業務のたびに消耗するよりも、しっかりエネルギーチャージして次の仕事をめざすほうが大切です。

あなたのスキルはあなたが自分自身に投資して身につけた、代え難い資産。それを大事にしないといけません。

なんせフリーランスは失業保険も傷病手当もでない。年金も税金も自腹。
今、自分に合うクライアント様とのご縁こそが重要なのです。


え?
今契約切られたらお金がない?

親に頭下げて借りよう!役所に相談して年金支払い免除や補助金・給付金申請してもいい!次からは貯金しとくのも大事だよ。

しかしながら、あなたの体と心がまず大事!!!
自営業は、おのれこそが資本だから!!

仕事を切られること=お役目が終わった

フリーランス・自営業にとっての契約終了は、
「その企業でのお役目が終わったから」です。

私自身もフリーランスで(ホギコトは個人事業主チームです)成果が出ても契約終了になったことがあります。
その場合、「ああ、やりきったな。この企業様で」と思えるもんなのです。ふしぎなもので、続かない方がいい縁という場合もある。

あのまま続いていたらどこかでもっと大きな破綻をしていた。
そう思いをはせてしまう状況なら、契約終了になって良かったんです。

フリーランスにはまた次の案件があるし、目の前のお客様に真摯に対応すればきっと次がひらける。


まったくこちらに落ち度がなくても、成果が出ていても企業側の都合で契約終了になることがあるのが自営業です。

そう、だいたい企業様側の都合で、フリーランスは仕事を切られます。

財政難、KPI達成、プロジェクト破綻、予算減……
さまざまな企業側の事情で、続けたくてもそのフィールドからおっぽり出されることはある。


しかし振り返ってみてください。
「やりきった」
「ここでの仕事は終わった」
と思えるものが、必ずどこかにあるはずです。

優秀だから社内で評価されるのは正社員だけの話。
業務委託契約は職務経歴書に書けるトピックが増えて、だれから褒められるわけでもなく流れ者としてまたどこかの企業にたどり着くのみ。


さみしい?つらい?
でも、それがフリーランスというものです。

合わないなら次へ。それができるのがフリーランス

クライアント様との縁切りは、なじんだところであればあるほどつらいもの。
ただ、これってモノは考えようで。


合わないなら次に行ける。
それがフリーランスの自由さだなと。

だからこそ強くなれるし、スキルも磨ける。

そもそもマーケが成果出しても売上や利益にならないパターンもあるんでなんとも言えないんですが!

(詳しく語ったnoteがこちら💁‍♀️)

無理なところとムリして関係性続けるほど、苦しいことはないのです。

仕事が好きなフリーランスほど「評価されること」に固執しがち。

でも、もし仮に数字を出せていて報酬も貰えてたら、
「それでよくない?」

成果を出せてなくても、どうすればよかったか次からの対策を考えられれば、
「それでよくない?」


トライアル・アンド・エラーこそがマーケの生き筋です。


切れた縁を悔やむより、次にどうするか考えよう。
それができるのが、自営業・フリーランスの身軽さだと思います。

正社員はぶっちゃけ、ミスしても辞めさせられないし損害出してもお給料もらえる。
フリーランスはミスしたら契約終了だし下手したら損害賠償だってありうる。


でも、事業者としての責任を同じく背負ってる分だけ、フリーランスは企業と対等です。
私たちは使われるだけの捨て駒じゃない。

実はクライアント側も、フリーランスから測られているのです。
「この相手は引き続き仕事しても大丈夫な相手かな?」と。

相手を尊ぶコミュニケーションができた人や企業だけが、安定した外部プロ人材活用で成果を出せます。


だから自分を粗末に扱うクライアントとは縁切りを。
どんどん営業かけて、次の仕事を。

その分、新しい可能性が人生にひらけてくるはずだから。


ってか効果測定に3ヶ月かけるの当たり前のマーケティング領域で、「即月成果出せ」みたいなことを言ってくるクライアント様多すぎない!?

次回はその辺の誤解を解いて、マーケの仕事をより豊かにする!

次回「なぜマーケでは3ヶ月とか半年かかるのかプロが説明する」ご期待ください!

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