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《看護師さんに訊いてみた》精神障害者同士の結婚ってどうして成立するの?

私は以前から万が一結婚するなら「支えあえる方と」と思っていた。

特に障害のあるなしと言うより、私は家事が得意なので家事70%外稼ぎ30%。
お相手は外稼ぎ70%で家事30%ならちょうどいいとすら思っていた。
私は見栄えがするため、小売店などで働くとギャラリーができてしまい、パートさんからボコボコにやられるため、障がい者雇用の清掃のパートなどを細々とやりながら美味しいご飯が作れる聞き上手な妻で十分だと思っていた。

だが、なかなかこの歳になるとそういった御縁もない。


しかし、訪問看護の方たちは…

「もったいない…」

と口を揃える。

何がですか?と問えば、

「あなたを愛したい人は山ほどいるのに」

とのこと(⁠^⁠^⁠;⁠)

え〜。。。

見栄えだけじゃ世の中渡っていけないよ?

逆に興味が湧いた私は、看護師さんに訊いてみた。

「精神疾患がある者同士の結婚って実際どのような感じなんですか?」

「う〜ん、私が過去に務めていた精神科病院ではデイサービスの時に意気投合した統合失調症同士の結婚が多かったかな?」

「え?それで生活は成り立つんですか?」

「普段から周りからフォローされるのが普通って感じの人同士がくっつくから、結婚してもフォローがあるんだよね。
本人同士は
❝だってぇ〜、好きになっちゃったんだもん!❞
❝ねぇ〜??❞
みたいな感じで結婚していくよ」

「…結構ライトなんですね…」

「うん、生活が〜とか、深くは考えてない印象かな。
〇〇サービスあるし〜、訪問看護あるし〜、〇〇補助受けてるし〜みたいな👀」

「へぇ…」

「ただ、妊娠すると奥さんが飲めなくなる薬があるから、そういったところは理解しているのかな〜と不安になるカップルはいるね。
やっぱり投薬があってこそ、デイサービスレベルで生活できているわけだからね」

「なるほどね…」

「〇〇さん、真面目すぎるんだよ。
仕事しなくちゃ、内職しなくちゃ、
頑張りすぎ。
もっとゆるく治療している人はいっぱいいるよ?」

う〜ん…そうは言われても。

一人っきりになろうが、なんだろうが、
闘わなくては生きてこられなかった私にとって、
周囲や家族からサポートされながら生活している精神障害者って想像つかないんだよね…


でも、看護師さんから聞けてよかったのは、サポートやフォローを受けながら生活している「新婚さんいらっしゃい!」が毎年結構地元にもいること。

個人的には精神疾患の彼氏など持ったことがあるけど…暴れる、人に迷惑かける、暴言吐く、家事一切何もしない…でギャンブル依存症だったため、すごく大変で😅

だから、自分の中に精神疾患の男性はカウントされていなかったんだよね。
特に家族から手厚く看病されている人は、何一つ自分でできないから。
洗濯も、お皿洗いも、お風呂掃除も。
ゴミの分別さえ。

ただ、苦労して生き抜いてきた精神疾患の人とは、案外ツボが合うかもしれないな…とか。




まぁ、結婚なんて重苦しいことしないだろうけど、少し視野が広がった話でした。



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