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解剖学ノート

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解剖学の細かな部分のまとめや気づいたことに関してのマガジンです
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#機能解剖

短趾伸筋の起始と足根洞

ある解剖学書を読んでいたら、短趾伸筋の起始は足根洞と記載がありました。ん?足根洞ってスペ…

趾節間関節の種子骨と付着筋

第一中足骨頭の底面にある種子骨ですが、自分の理解では種子骨は筋肉の腱の中にあり、どの筋の…

足底交叉の位置

足底交叉とは足底で長母趾屈筋と長趾屈筋が足底で交差するところです。足首の背屈制限などでは…

肩甲骨の上方傾斜と棘上筋

機能解剖学書に安静位の肩甲骨は前額面で上方に5度傾斜しており、この傾斜があることにより棘…

大菱形骨の凹凸の法則

大菱形骨と第1中手骨との間の関節(大菱形中手関節)の動きはややこしいのでまとめです。 拇…

ショパール関節について

足部のショパール関節は距踵舟関節と踵立方関節の2つからなります。この2つの関節が1つの機能…

足根洞の狭窄と拡大

機能解剖学書に足根洞の狭窄と拡大という文言がありました。初めて聞く表現だったので調べてみました。 足根洞は距骨下面と踵骨上面の間のスペースです。結論から言うと足根洞は距骨が踵骨に対して回内すると足根洞は狭まり(狭窄)、距骨が踵骨に対して回外すると足根洞は拡大します。 解剖学書では回内筋・外転筋(主に長短腓骨筋、補助で長趾伸筋)は踵骨を外側に転位して足根洞を狭窄し、回外筋・内転筋(主に前脛骨筋、後脛骨筋、補助で長趾屈筋と長母趾屈筋)は踵骨を内側に転位し足根洞を拡大するとあり

母指の対立と屈曲の違い

母指の対立と屈曲の違い。 前から教科書では習った様な気もしましたが、正直今回調べるまでわ…

開張足について

開張足は先天性のものもありますが、ここでは後天性のもの、機能不全に起因するものについて書…

膝蓋上嚢と膝屈曲制限

膝の屈曲制限がある時、膝の前側の筋肉(大腿四頭筋)をほぐしたりストレッチをしますが、それ…

母指 屈曲vs伸展 外転vs内転 違い

母指の動きの中で一回は授業や教科書で習うものの、忘れてしまうのが屈曲と伸展、外転と内転の…

母指の動き 屈伸転と内外転の違い 2

前回、母指の動きの中で屈曲ー伸展、内転ー外転の違いについて述べました。 今回は母指(第1…

顎と首の関係

今回は論文やケース紹介ではなく、自分の首周辺の張りを自分自身でほぐしていた時に見つけた事…