短趾伸筋の起始と足根洞

ある解剖学書を読んでいたら、短趾伸筋の起始は足根洞と記載がありました。ん?足根洞ってスペースというか関節の名前で骨じゃないよな?起始部は踵骨だと思っていたが、違うのかな?足根洞って距骨って意味で書いてるのかな?でも距骨に筋の付着部はないよな?と思ったので調べてみました。

まず足根洞とは僕の解釈では距骨と踵骨の間のスペース。距骨と踵骨は距骨下関節と言われていますが、関節同士が重なるのは2−3箇所ある(人によってこの数は異なる)。距骨の底面全てが関節面ではなく、また踵骨の頭側側全てが関節面でもないです。ということで関節同士が重なっていないところは狭いですが空間・スペースとなりますので、僕はここを足根洞と理解しています。

上記のことから、短趾伸筋の起始部が足根洞というのは腑に落ちなかったわけです。しかし、他の解剖学書やウィキペディアを見ると、短趾伸筋の起始は踵骨との記載があるので、最初の解剖学書は足根洞付近にある踵骨という意味で理解しました。もちろん、人によっては踵骨でも足根洞付近ではにところに付着していたり、もしかしたら距骨の付着するという特異な例もあるかもしれませんが。

自分の勉強不足・理解不足で誤った箇所などありましたら、ぜひコメントください!よろしくお願いします!

Calant Sports Rehab & Performance
代表:爪川 慶彦
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