母指の動き 屈伸転と内外転の違い 2

前回、母指の動きの中で屈曲ー伸展、内転ー外転の違いについて述べました。

今回は母指(第1手根中手関節)の包内運動について書いていこうと思います。

母指の関節は鞍に似た形をしています。肩のような球関節はSlide, Roll, Glideなどの包内運動が起きますが、母指でもこのような運動が起こります。

ただ、母指の鞍関節は屈伸と内外転では違う動きをするので、ここでまとめようと思います。

屈曲・伸展の際、母指は凹の法則で動き、第1中手骨は屈曲・伸展の際、大菱形骨に対して同方向にスライドします。逆に内転・外転の際は凸の法則で動き、大菱形骨に対して逆方向にスライドします。

母指の運動制限があり、それが関節由来であれば関節モビライゼーションなどが適応となりますが、その際にこの法則を知っておくと便利かと思います。

Calant Sports Rehab & Performance
代表 爪川慶彦
www.calant.org


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