大菱形骨の凹凸の法則

大菱形骨と第1中手骨との間の関節(大菱形中手関節)の動きはややこしいのでまとめです。

拇指の外転・内転と屈曲・伸展がまずややこしいですが、コップを持とうとするときに親指を人差し指から離す動きが外転、逆が内転。手がパーの状態から、数を1,2,3,,,と数えるときに親指から順番に数えていった場合の動きが屈曲、その逆が伸展(大雑把ですが)。

以上を内外転と屈曲・伸展だとすると、内外転で第1中手骨は大菱形骨に対して凸の形状であり、よって外転する場合は背側への滑り運動が起こる。逆に内転する場合は掌側への滑り運動が起こる。

屈曲・伸展では第1中手骨は大菱形骨に対して凹の形状であり、屈曲では尺側方向に滑り運動が、伸展では橈側方向へ滑り運動が起きる。

他の関節の凹凸の法則と合わせて覚えると覚えやすいかもしれないですが、大菱形中手関節の内外転は肩と一緒(上腕骨頭が凸で肩甲骨関節窩が凹)、大菱形中手関節の屈曲・伸展は膝と一緒(脛骨が凹で大腿骨が凸)。

Calant Sports Rehab & Performance
代表:爪川 慶彦
www.calant.org

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