膝蓋上嚢と膝屈曲制限

膝の屈曲制限がある時、膝の前側の筋肉(大腿四頭筋)をほぐしたりストレッチをしますが、それと同時に膝蓋上嚢の固さもみる事が重要です。

膝蓋上嚢は関節包の一部で、膝関節から膝蓋骨の10−12cm上まで伸びています。横から見ると、骨から皮膚の順で大腿骨・脂肪体・膝関節筋・膝蓋上嚢・中間広筋・大腿直筋・皮膚の順で並んでいます。ただ、膝蓋上嚢と中間広筋は同じレベルにあります。

膝蓋上嚢の固さは膝関節屈曲制限につながりますが、これは特に膝関節屈曲80度以上に制限がかかります。これは上嚢自体にはその角度までは伸張がかからないからです。

ですので、膝関節で80度以上の屈曲で制限がある場合は、膝蓋上嚢の硬さのチェックと必要であればそこへのアプローチも必要です。

Calant Sports Rehab & Performance
代表 爪川慶彦
www.calant.org

よろしければサポートいただければ嬉しいです😀 記事執筆の励みになります🤗 よろしくお願いします🙇‍♂️