見出し画像

食べ物を捨てる事に対する罪悪感と解放感

人間はとても欲深い生き物だ

そして

〝お得〟とか〝◯割引〟などという言葉に
めっぽう弱く

夜のスーパーでは〝半額シール〟に群がるという
習性がある。。。と思っている

私もその一人だ

スーパーの〝半額シール〟を前には無力だ
割引シールは、まるで魔法のように
私から〝正常な判断〟を奪い去り
己を見失わせる

そう
私は料理が得意ではない

正確に言うと
料理に付属する洗い物や片付けが苦手だ

さらに
基本、怠惰なので
とにかく動き出しが遅い
なんでも後回しにしがちな性格なのだ
(動き出せばできたりはする)

今は、息子さんと2人だし
息子さんは偏食なので非効率的だから
家では基本料理はしないようになった
(煮る、焼く、揚げる、温める、
 混ぜる程度の調理はする)

料理はしないとはいえ残念な事に私は
『SPY×FAMILY』のヨルさんではない

ので

こんな事にはならず
無難な見た目、無難な味の料理ができる

子どもの頃は、よく料理をした気さえする

ということで
〝半額シール〟が貼られたものを見ると
ついアレ作ろうとか考えてしまう
(頭の中ではできた気でいる。。。)

しかも、
敵は〝割引シール〟だけではない

私は、元気な時はスーパーが好きだったりする
スーパーが好きというより
数字が好きなのかも知れない

だいたいの商品の底値を憶えていて
『あ!ここ安い!!』となると
後で自分の首を絞めるの忘れて
かごに入れてしまう悪い癖がある

その時は、数十円〜数百円の〝お得〟に
ご機嫌になるワケだ

だが、私は怠け者である
宿題を家に持ち帰っただけで満足
仕事用具を家に持ち帰っただけで満足
持って帰ったソレらは鞄から出される事なく
また持ち帰る事もある

そう〝お得〟に買えた事で
ミッションが終了した気分になり
買ったソレを帰って直にどうこうするほど
マメではないのだ

ここで重要な事。。。
なぜ〝割引シール〟が貼ってあるか?
それは〝賞味期限〟が近いから〟

本来ならば、
〝お得〟に買ったコほど
早く下処理するなり料理しないといけない

〝お得〟と妄想と怠惰の間で
食品ロスの負の連鎖を断ち切れていない
現状がある

そして

時間が経つにつれ〝お得〟が
〝重責〟もしくは〝憂鬱のタネ〟へと
変わって行く。。。辛い

以前、記事にも書いたが
私は、バリバリ昭和な人間だ
戦争を多少なり経験している父母からは
『米粒1つも残してはいけない』という
食べ物に対する〝もったいない精神〟という
呪いをかけられ育った

故に、食べ物を捨てる事にすごい罪悪感がある

放置された〝お得だった食品〟を横目に
料理しなきゃというプレッシャーと
時間が無いという立前
そして、『面倒くさい』という本音
これが三つ巴で頭の中をグルグルする

なかなか捨てる決心がつかない
明らかに腐ってれば捨てるけど
『もったいないことしたな』という
気持ちに苛まれる

だったら、さっさと料理しろよ
という事かもだが
私の中で料理は優先順位が低い
カーストの底辺の存在だ

しかし!
遂に昨日、勇気をもって大幅に捨てた!

罪悪感もさることながら
捨てれたと言う達成感と
『料理しなきゃなぁ。。。』という
憂鬱から解放された感のが遥かに上回った

いったい、何回これを繰り返せば
目先の〝お得〟に振り回されない
人間になれるのだろうか。。。。

因に、このいかにも昭和な
食べ物に対する〝もったいない精神〟
育児にも悪影響があった
それを乗り越えた話は下の記事にしているので
良かったら読んでみて下さい

今日も読んでくれてありがとうございます
ほんの数秒なので認め印代わりに
スキを押していって
もらえるととても嬉しいです





この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

32,927件