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高円寺のえん寺|ヒトサラ社員のリアルめし

高円寺。

私は荻窪育ち。
学生の頃、チャリで毎週のように高円寺へ古着を買いに行ったものだ。

JR中央線吉祥寺〜中野間の駅はトンマナが揃っていて、その間ならどの駅も好きなのですが、中でも高円寺はお気に入り。

髪がクリスマスツリーみたいなバンドマン、回転しながら歩くオジサン、超絶オシャレな美少女生命体など、人間観察が全然飽きない。芸人さんも多い。高円寺の商店街でダンスの練習をやっていると、通りすがりの人がよく話しかけて応援してくれた。人に暖かい町。

木村カエラ似の古着屋の店員さんに惚れて、その人から吉祥寺にある素敵な居酒屋を教えてもらった青春も覚えている。

そのお店は次回たっぷりとご紹介したいと思います。

金曜の志津です。
今回ご紹介する料理は、

濃厚ベジタブルポタージュ海老つけ麺。

原型を見失いそうなロングネーム。

麺屋 えん寺
東京都杉並区高円寺南1-6-11 共栄ハイツ東高円寺 1F
東京メトロ丸ノ内線【東高円寺駅】徒歩2分
高円寺店
吉祥寺店
中野店
池袋店

と4店舗くらいあります。
海老つけ麺は高円寺店しか置いてないみたいです。

そもそもこのお店「ベジポタつけ麺」の火付け役だ。

ベジポタってのは野菜のポタージュのこと。
当時ドロドロ濃厚な魚介豚骨がトレンドで、比例して健康を気にするニーズも出てきて、濃厚なのに野菜でできているこの健康スープがバズった。

トロロのような粘りと、野菜のしつこくない甘味。それでいてガツンと来る魚介豚骨スープに、胚芽麺と言われる麦の香りが強い極太麺がよく絡みつき、超美味しいのです。よく行きつけていました。

で今回は海老Ver.

海老つけ麺と聞くと、新宿の五ノ神製麺所を思いつくはずです。ここは甲殻系つけ麺の代表格。大量の海老や蟹の殻をすりつぶすことで抽出したと思われるオレンジ色の液体を使った濃厚つけスープは、香りや旨味が海老よりも海老。

※上記の調理工程は完全な私のイメージです。

普通の海老つけ麺は上記のような解釈なのですが、
このえん寺の海老は「甘さ」で表現されていました。

海老の甘さ。

海老の香りは、ほのか。
それよりも海老の甘味がよ〜く煮出されている、という感想を持った。

そして、極太麺に絡めて口に運び、モグモグとしていると麦香が口にフワッと広がる。絶妙なコンボ。

また海の幸に癒されてしまった〜。

懲りずに、海汁案件でした。


ちなみに、阿佐ヶ谷〜高円寺〜中野をつなぐ遊歩道「桃園川」には私の父親の若い頃の作品が10品くらい置かれてあります。
こんなの。

もし機会があれば見て行ってあげてください。


しづのぞみ


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