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大した話は書けなかったので読まなくて良いやつ

今週からITイベントがたくさん入っている。

Amazon、Google、Agoraといった世界を席巻するIT企業が毎年のように、宣伝も含めたイベントを行っている。

オフラインで参加した人は交流会もあり、会社経営をしている人はそこで情報交換や営業をすることができる。

僕はオフラインの見る専だが十分楽しめる。

今の自分にそこまで関連性がなかったとしても、最先端のテクノロジーや自分の知らない知識を知ることは、自分の中のモチベーションを大きく高めてくれる。

また煮詰まっていた話を解消してくれるネタを仕入れることもできて、

仕事とプライベートの両方を満たしてくれる。

「プログラムが好きなんですね」とよく周りから言われるが、半分合っていて半分違っている。

プログラムは好きだ。

何よりコードを書いているときは不思議と心が落ち着く。

集中できるからだろう。

とはいえ数字や英語の羅列にそこまで興味はなく、

競技プログラミングやハッキングチャレンジのような場所まで行きたいとは思わない。

どちらかというと「プログラムによって実現できるもの」に興味がある感じ。

作りたいものが浮かばないとコードは書かないし、自社サービスを考えるときは「自分が使いたいか?」が大事な検討事項だ。

もっと言うと、最悪プログラムじゃなくても良いかもしれない。

例えばブログサイトを作りたいと思ったときに、0から作らずにワードプレスを使えば良いと思う。

あくまで「実現できること」に一番興味があるからだ。

別にコードを書かなくても既存のソフトウェアやサービスを使っていくことは立派な「IT」だし、コードを書くだけでは意味がない。

「最近はノーコードも増えているからエンジニアは不要になるのか?」

という質問をよく受けるが、

「ここ30年くらいは関係ないと思うよ」

と答えるようにしている。

ノーコード自体がプログラムで作られているからだ。

元となるプログラムはエンジニアが作らないといけないし、

不具合があったときに対応するのはエンジニアだ。

そういう意味でIT業界は仕事が余りあるので、やりたいことが無い人は

IT業界に就職してみると良いかもしれない。

ちなみにITの中に含まれてはいるものの「デザイナー」「動画編集者」という職種は少し話が違ってくる。

クリエイターとも呼ばれる職種は、立派なITだし必要な仕事ではあるが、

単価やポジションからして何故か劣悪な待遇を受けがちだ。

人材派遣に出ている求人を見るとエンジニアとクリエイターで明らかに時給が違う。

また大学でもクリエイターに関する学科や講義が少ない。

クリエイターになりたいと思ったときに「勉強する場」「働く場」の両方が揃っていない状態だ。

「そもそも需要がないんじゃ?」とも思ったが、そんなことは全くない。

紙媒体は減っているが、その分だけWebに移行しているだけだし、動画コンテンツという新しい形態も生まれている。

一番の理由として、「エンジニアにクリエイター業務を巻き取れない問題」がある。

「やれない」「やりたくない」の両方だ。

文字をたくさん書いていると疲れてくる。

手はもちろん頭が疲れるのだ。

糖分を奪い取られるのを感じる。

最近はひどく眠い日が多い。

疲れているんだろうか。

自分では大して疲れるようなことをした覚えがないのだが、知らず知らずのうちに体やメンタルを削ることをやってしまっているのかもしれない。

「寝るだけでは本当の意味で疲れは取れない」なんて話を聞いたことがあるが、そういうことなのかもしれない。

確かに旅行や飲み会なんてものは何年も行っていないし、ゲームもほとんどやらない。

かと言ってスポーツをやる習慣も無ければ、良い年になったので女の子の店にも行かなくなった。

そう言えばサラリーマン時代から「根詰めすぎるなよ」いう言葉を色んな人から言われていた気がする。

話半分にしか聞いていなかったが、振り返ると出会った人の全員から言われたんじゃないだろうか。

きっと休み方が分からないのだろう。

加えて仕事でプライベートの線引きがゴチャついているんだと思う。

旅行に行ったとしても「そういえば。。。」と、つい仕事のことを思い出す始末。

直した方が良いんだろうが、直し方が分からないし、この年になると「直さなくても良いんじゃね」とすら思っている。

とにかく仕事でもプライベートでも、どっちでも良い。

ワクワクすることをやっていたい。

何かに没頭しているときは「輝いている」と周りからも言われる。

今更ベースの賃金が大きく上がる見込みは日本では無さそうであれば、

「最低限の仕事だけして、ワクワクすることにリソース突っ込む」のが今の時代には合っているかもしれない。

「市場価値を高める」という生き方はもう古い。

マズローの五段欲求でいうところの、「自己実現」でしか幸福度を上げられないのかもしれない。

下4段がグラグラでも良いから「自己実現」に振り切ると、何か見えてくるんじゃないかと思う。

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