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【ぼっち・ざ・ろっく!】自分の敵は自分

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』を見た。


相変わらず僕は流行りに乗り遅れる。


放送当時「流行ってんな~」と認知はしていたが、なんだか乗らずに今更見た。


おもしろかった。


”根暗陰キャ女子”のぼっちちゃんがバンドを組んで音楽をやる物語。


感想を語ってもいいんだけど、だいたいみんなと思ってることは同じだから僕が書く必要は無い。


僕がnoteにするんだから何か学びがあったということなのだ。


言いたいことは”自分の敵は自分だな”ということ。


さっきも言った通り「根暗陰キャ女子」がバンドを組んで活動していく物語なんだけど、まぁとにかくぼっちちゃんがネガティブなんよね。


「自分なんて」
「どうせ無理」
「嫌だ、やりたくない」


こんな感じが治ることなくずっと続いてく。


と言われると「見てて楽しいの?」と思うけど、そのネガティブさが振り切っててギャグになっている。


コメディーとしてはおもしろい。


けどその「おもしろフィルター」を外すと、もったいないよな感がある。


ぼっちちゃんは、ある日テレビでみたバンドマンに影響されてギターを始めた。


そこから練習して、動画を投稿すれば「上手いね」と言われ、3万人に登録してもらえるくらいの人になっている。


にも関わらず友だち0。


バンドを組んで、文化祭で演奏する夢も遙か彼方。


技術はあるのに対人関係のネガティブさが足を引っ張っている。


世界を変えうるものを開発したのに、自分一人だけでやってるから公表されず消えるって感じ。


とても惜しい人材。


だけど当人は根暗で話せない。


なら周りが変わるしかない!


この物語が続いてくのは、周りのポジティブさがぼっちちゃんを押し上げるから。


「ポジティブ」だと語弊があるかもしれないけど、ぼっちちゃんのネガティブをツッコんでくれる存在。


これがあるから物語が進んで行く。


『鬼滅の刃』で言うと”柱”かな。『銀魂』だと”桂”とか。


炭治郎が柱や鬼殺隊の仲間と協力して鬼を倒す。


銀時が桂や万事屋の力を借りて高杉や虚と対峙する。


「バトルマンガじゃん!」とツッコまれるならラブコメで例えよう。


『五等分の花嫁』で上杉と相対するのは五つ子姉妹。


『イジらないで長瀞さん』では先輩と長瀞、お互いがお互いの敵である。


戦う武器が”刀”か”恋心”かの違いであって、物語は対立構造で成り立っている。


では『ぼっち・ざ・ろっく!』の敵は誰か。


ぼっちちゃん自身。


やりたい想い、言いたい言葉。これらを「表現したい」と思ってはいるんだけど、「自分なんてどうせ」というネガティブ思考が行動を阻む。


自分の可能性を自分で塞ぐ。


これが今回言いたい「もったいないよな」であり、「自分の敵は自分」というテーマだ。


この”ネガティブぼっちちゃん”を仲間と協力してどかし、自分の「やりたい」を実現する物語。


それが『ぼっち・ざ・ろっく!』っていう作品なのかなと思った。


まだ1周しかしていないので物語の読みが浅い。


でもおもしろかったので、すぐに2周目に入ろうと思っている。


「ネガティブ思考」は改善の対象となることが多いけど、ここまで振り切ってくれるなら笑える。


現実にいたら励ませないけどね笑。


また題材にする。


ということで終わり!読んでくれてありがとう。スキやコメントよろしくね。


じゃあ、また。


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