【9月11日開催レポ】放課後こども料理長
今回の流れ
📝献立
料理長は、前回に引き続き常連のAちゃん・Bちゃん。
⇒前回の様子:
新学期が始まり、2人ともお疲れの様子。
メニューどうする?と言うと、手際よく『材料は何があるの?』とスタッフに聞き書き出す。そして何が食べたいかを書き出す。
からあげ食べたい!
「鶏肉は少ししかないのだ~。豚肉なら沢山あるけど…それでからあげを作ってみる?」
「いいよ!」
「ついでに、しめじと梨を豚肉で巻いちゃおうか!」
オトナの突飛な提案も受け入れてくれた。
とにかくやってみないとわからないしね。
今そこにあるものを使って、何ができるか考える。
状況に合わせて柔軟に変えていく。
正解がないのが「こども料理長」の醍醐味。
Aちゃんの優しさ
入口から差す西日が部屋を照らす。
するとAちゃんが、椅子とクッションを並べ始める。
急に新しい遊びが始まったか?と見届ける。
実は今回、Aちゃんは献立を考えることにほとんど参加せずBちゃんにまかせっきり。気分が乗らないのか?特に食べたいものがないのか??
どうやら献立を書いているBちゃんがまぶしいのではないか?と考えたAちゃんは、椅子とクッションで日陰を作ったのだ。
代わりに頑張ってくれているBちゃんへの配慮だったのではなかろうか。
子ども達の自由な発想力にはいつも驚かされる。
調理開始
恒例の『まごわやさしいこ』に沿って献立を約30分かけて決め、いよいよ調理開始。ご飯とみそ汁はいつもの流れ。手際よく、玄米をカップで量って精米機へ投入(7分づきに)。鰹節でだしをとったり、野菜を洗ったりと準備をする。
切り方にも意味があるんだ!
これまで、食材の大きさや形は思うがままに切るのを眺めていた。
小さいかけらがあったり、細長いのがあったり。
こどもはどうやって切るんだろう?を知ることも大切だし、こどもたちのやってみる体験も大切にしたいからこれまでは見守ってきた。
しかし今回は、「大きさをそろえると火の通りがおなじになるんだよ!」とアドバイスしてみた。
すると、それ一言のアドバイスで、自分で考えて同じ大きさになるよう考えて切ることができた。
また、味噌汁に入れる糸こんにゃくは大きさが違うとどう変わるのかな?
そんな話から、長いのと短いのと切り分けて味わってみることにした。
切る大きさや形にも意味があるんだ。を少し感じ取ってもらえたように思う。こうして徐々に料理のクオリティが上がって行くのだろう。
○○で最強ドレッシングの完成!?
お豆腐にかけるにんじんドレッシング作り。
このドレッシングはお気に入りの自信作!万能ドレッシングなのだ!
ただ、今回はHITONAMIで育てた発酵調味料「コンブチャ」に梨を漬け込んだものをお酢代わりに入れることを提案。(味わいは、フルーティな優しいお酢といったところ)
2人とも、どんな味がするのか興味津々である。
Bちゃんがすりおろしたにんじんに、コレとしょうゆと混ぜ、自分で味を整えると…
「美味しいー!!!」
全員が舌鼓を打つ、最強ドレッシングが完成した。
毎回同じ定番も悪くはないが、少し材料を変えてアレンジすることの面白さを知ってもらう。だって料理はクリエイティブだから!
豚肉のからあげ…肉巻き?
最後はメインディッシュ。
広げた豚肉に米粉を振って、えのき・しめじ・梨をのせ、ぐるぐるっと巻く。
・どうしたら具材をはみ出させずに巻けるかな?
・きのこが余ってるから、多めに入れようかな?
皆でわいわい工夫しながら、一気(急ぎ目)に作り上げる
完成!
今回、最後のほうは時間がなくてバタバタしていたら卵かけご飯をすっかり忘れてしまったり、からあげがいつの間にか肉巻き(スタッフが途中から肉巻き食べたいモードになりからあげにすることを忘れてしまった(笑)になったりしたが、「これはこれで良いね!」と思える充実した夕食になった。
こども達からは、「次はからあげ作りたい!パフェも作りたい!」という意欲が湧いてくる。
私達スタッフも、こども達の「これやりたい!」という気持ちを尊重し、創造力と自主性を育むお手伝いができるよう、これからも精進していきたい。
文章:おやまだ&GIWA
大田区池上のこどもの居場所
大田区池上にお店を構える「微生物カフェHITONAMI」
普段は発酵食品を使ったランチを提供しています。
2023年より放課後の居場所として、「放課後こども料理長」のイベントを定期開催しています。
共働きのご家庭が安心して預けられる場所として。親御さんがお家にいる家庭でも、こどもの自主性を育む場所として。
新しい形の学童のような「放課後こども料理長」
放課後こども料理長
放課後のこどもの居場所です。
一言で言うと「カフェでご飯を自分で作る学童」です。
詳細・開催日は下記の記事をご覧ください。
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