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#007_【組織的公正】Organizational justice and health; review of evidence(#4-5)
本日の論文への惹かれポイント 私はもともと専門学校で精神保健福祉を勉強し、大学で心理学を学び、ベースとしては健康や福祉には興味があるのです。 (実務には役立ってないけど、精神保健福祉士と認定心理士を持ってます。) Organization Justiceを中心に読んでいく中で、アブストを読むと組織的公正と健康が関係する、ということで。 昨今(でもないか?)健康経営も注目されている中で、どう関係するのか気になるところですね。 この論文の目的は? 組織的公正とは、職場に
#006_【組織的公正】A Taxonomy of Organizational Justice Theories(#4-1)
本日の論文への惹かれポイント 「Justice」攻めをしてみよう、と決めてから、あさり始めて真っ先にあたった論文。大体レビュー論文とかTheoryとかついている論文は参考になることが多いよね・・・という軽い気持ち。 やや古い論文ですが、読んでいってみましょう! この論文の目的は? 組織正義の理論を、反応的・積極的次元とプロセス・内容的次元という2つの独立した次元に関して分類する分類法が提示されており、更に、そこから4つのカテゴリーに分類することで、それぞれに含まれる様
#005_【感情的コミットメントとダウンサイジング】Organizational Commitment, Job Redesign, Employee Empowerment and Intent to Quit Among Survivors of Restructuring and Downsizing(#4-72)
本日の論文への惹かれポイント 日本でもここ最近(ずっと?)雇用の流動性の話がありますよね。 基本的には私も大賛成な話です。 流動性を高める、ということは、個人のProfessinalityが何なのか、ということが重要になってくるはずなので、大賛成。 ただ、それが企業側にとっての雇用調整という便利な話になってしまうとすると違うのでは、と思っています。 ベンチャーだと避けられない話でもあるリストラやダウンサイジング。どう研究されているのか気になるところです。 この論文の目的
#004_【信頼とパフォーマンス】Trust in Management and Performance: Who Minds the Shop While the Employees Watch the Boss?(#9-3)
本日の論文への惹かれポイント 信頼とパフォーマンスの関係は深めていきたいところ・・・と色々見ていく中で、トップマネジメントとマネージャーの二軸で検証されているところが惹かれポイント。 みなさん、どうですか? 大企業だとやっぱり経営陣は遠いから、彼らへの信頼はあまり意識されないところでしょうか? スタートアップベンチャーだとどうでしょう? 大企業はわからないけど、ベンチャーだと感覚的には両方な気がします。 この論文の目的は? 信頼が組織におけるパフォーマンスに関係する
#003_【公正と不確実性マネジメント】Uncertainty Management: The Influence of Uncertainty Salience on Reactions to Perceived Procedural Fairness(#9-2)
本日の論文への惹かれポイント 「不確実な状況下にこそ公正さが大事」というのはそれだけ聞けば、「そうかもな~」って思いますよね。 でも、それだけだと「不確実な状況下にこそ公正さに目をつぶった意思決定やスピード感が大事」と言われても「そうかもなぁ~」って思いますよね。 この点、人間の「認知」に焦点を当てて、なぜ不確実な状況で公正さが大事になってくるかわかりそうだな、というのが今回の惹かれポイント。 この論文の目的は? 「なぜ公正さが人々にとって重要なのか」という問いに対
#002_【公正と信頼】Explaining the Justice–Performance Relationship:Trust as Exchange Deepener or Trust as Uncertainty Reducer?(#4-73)
本日の論文への惹かれポイント スタートアップ・ベンチャーで働く身としては「不確実性」や「イノベーション」といったワードから離れられません。もちろんスタートアップ・ベンチャーに限ったことではないと思いますが、より強く意識せざるを得ない環境であることは間違いない。 私の興味のスコープは事業開発ではなく組織。 この論文は正義を通して「不確実性」についても触れています。 この論文の目的は? Justiceと職務遂行能力の有意な関係を説明するものは何か。過去の研究で検討されて
#001_【レビュー論文】Organization Structure and Performance: A Critical Review(#3-52)
今日の論文への気持ち 実務の世界で人事という仕事を通して試行錯誤をしながら感じたのは、 組織というのはあまりに大きくて、個人は小さすぎる。 そして同じ戦略(組織サイズ)や能力や特性(個人)を集めても同じに結果にならない。それは多くの人が感じている課題ではないでしょうか? ということで?組織と個人をつなげるものって何だろう? 色んな定義も概念もありますよね。 そこで今回は「構造」ってやつに関心を向けてみました。 そして個人的に Critical Reviewって好き。