見出し画像

マーケティングの効果測定について考える〜MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS」を受講した振り返りのnoteです。今回のテーマは、マーケティングにおける効果測定の話です。


結論

池田さん曰く、
・効果測定の正しい解はない。
・関係者と議論をしたうえで、自社なりの解を作るべき
データーで見える手段が増えているからこそ、見えないことに目を向けることが無くなってしまったのでは。

一昔前、ネットやSNSが普及する前はテレビや新聞に広告を出稿することが主流でした。しかし現在ではどうでしょう。SNSの広告(今話題ですが、Instagram, Facebook, Youtube)やWeb広告(Google)に自ら出すことができるようになりました。そして、広告の効果も簡単に見られるようになりました。

しかしここで考えたいのは、広告の分析結果だけを見て満足していませんか?という点です。

KPIとKGIを間違えない

KPIはKGIと言葉がなんとなく似ていますが全く違います。KGIは目指す目標(例:売上をXX万円上げる)の数値を定める指標で、KPIはKGIを達成するための指標を指します。

▼こちらの記事も合わせてご覧ください。

「いや、分かってるよ…」と思っていたとしても、意外と理解されていない場合もあります。その具体的なシーンは、広告の分析結果の数値だけ見て満足しているようなシーンです。

例えば、とある広告を出稿した時期に売上が伸びたとしましょう。ここでよくあるのは広告を出稿したらPV数が○○伸びました!という結果に帰結してしまうのは、効果測定としては不十分です。

広告を出稿する、と判断したときになぜ広告という手段を使ってその商品やサービスを広めようとしたのでしょうか。その視点に立ち返ってみましょう。それは、皆さんのチーム(部署)で決めた目的があるはずです。その目的は一体なんだったのでしょうか。

このように、施策の目的を予め決めて、その目的を達成するためにどの手段が最適なのか?を考え、実行に移し、施策が終了した際にその効果はどうだったのかを振り返る。というPDCAサイクルを回すことが、適切な効果測定です。

MARPS主宰の池田さんも強く強調されていたお話ですが、効果測定に正解は無く、会社もしくは部署の目標によって変わる話です。もし正しい効果測定の方法?などを探している方は、少し本質に戻って考えたほうがいいかもしれません。

投資と費用を分けて考える

その施策は、投資的な意味合いで実施していますか?費用の意味合いで実施していますか?

そのうち客に向けての施策を考える際は、投資的な考え方が最適です。投資的な考え方の施策は効果が長期的です。
一方、今すぐ客に向けての施策を考える際は、費用的な考え方が最適です。費用的な考え方の施策は効果が短期間で終わります。

  • 今すぐ客:今すぐその商品やサービスの購入を検討している客

  • そのうち客:今すぐではないが、じっくり時間をかけて商品やサービスを購入検討している客。一般的には潜在顧客と呼ばれたりします。

例えば、広告は今すぐ客には効果的ですがそのうち客には不向きです。なぜなら広告により認知はしてもらえますが、今すぐ客よりも関心を持ってもらう可能性が低いです。

一方、noteで記事を更新していく施策は、そのうち客には効果的ですが今すぐ客には不向きです。なぜなら、noteで更新を続けることで"すぐ買いたい!"と思わせる可能性は低く、じわじわ商品やサービスに対する関心を高めていくことに向いているからです。

このあとに「合わせて読みたい」で記載しているPESOモデルについて、関心のある方は調べてみるといいかもしれません。

合わせて読みたい

KPI, KGIの話をPIVOTでも詳しく解説されていたので、こちらも合わせてご覧いただくと理解が深まります。

PESOモデルを考えたい方におすすめ。

ファンマーケティング施策を考えている方におすすめ。

ほかSNSでも、ぜひ繋がりましょう!
・X:https://twitter.com/ichito0123
・Treads:https://www.threads.net/@ichito0123
・Podcast「日常を旅するラジオ」https://note.com/nichitabi

この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,043件

読んで下さった皆様の背中を押せるようなコンテンツを発信し続けます。ありがとうございます。