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インフルエンサーによって効果測定の方法も変わる。~MARPS講座イベントレポ

こんにちは。今回はマーケターの方向けに開講されている「MARPS」の講座のイベントレポートです。




まず考えてみよう

"好きな"インフルエンサーと、"信頼している"インフルエンサーの違い

好きなインフルエンサーにランクインするのはトップインフルエンサー。信頼しているインフルエンサーは、カテゴリーインフルエンサー。

【カテゴリーインフルエンサー】
飲食店であれば飲食系の発信をしているインフルエンサー、旅系なら旅の発信をしているインフルエンサーなど。
カテゴリーインフルエンサーは、1万人~50万人ほどのフォロワーを抱え、発信しているカテゴリーに「権威」があり、フォロワーから信頼を得ている人たち。

【ブランドインフルエンサー】
特定のジャンルや商品にとても熱量がある。熱量の高い視点で発信をしている。フォロワー数千人~1万人程度。

インフルエンサーの影響で購入につながる経緯

広告とは違い、比較検討させている層に購入させる背中を押す役割を担うことがある。

インフルエンサーマーケティングが注目される背景

2000年初頭にインターネットが出始めたものの、TVや新聞、雑誌やラジオの4台メディアが力を持っていて、これらのメディアに広告出稿することで商品やサービスの認知を得られてきた。

現在はSNSやAmazonなどのレビューの発達により、実際に購入した人がレビューを書き残し、それを見て購入検討していく流れが一般的になった。口コミが書き込みに変わったことが画期的なイノベーションで、ネットに感想を書きためることができるようになった。さらに、Youtubeチャンネルを誰もが作れるように、人がメディアになった時代に転換をしたことも時代の変化の特徴的なポイント。

口コミが書き込みに変わったことで、情報を受けとる側の態度も変わった。取得をする情報が溢れかえり、処理できる情報量のキャパシティを超え、情報の精査をするようになった。

マーケターが注意すること

マーケターがここで気に留める必要があるのは、こうした状況から消費者は情報を受信するキャパシティがすでに限界を迎えていることと、購入する理由をちゃんと考えなくなった(選べなくなった)こと。これが、インフルエンサーが活用している1つの要因。つまり、信頼できるインフルエンサーが"これオススメだよ"という発信をすることで考える理由を深く考えずとも購入している。(購入して失敗だと思っても、推薦したインフルエンサーのせいにできる(責任転嫁)。)

※MARPSの講座では、「広告信頼度」の調査の2015年版が参考文献として出ていましたが、2021年版がリリースされていました。

こうしたインフルエンサーをめぐる背景をきちんと理解をした上で、「カテゴリーインフルエンサー」「ブランドインフルエンサー」であるかを判断し、それぞれに合う効果測定をする必要がある。(全てのインフルエンサーに、広告と同じような一律での効果測定をすると正しく効果測定できない可能性があり危険。)

自分への宿題

  • カテゴリーインフルエンサー、ブランドインフルエンサーの洗いだしと今回学んだことをもとに特徴を比較

合わせて読みたい

■電通報「インフルエンサーの推奨が効果をもつ商品ジャンルとは?」

■トライバルメディアハウス「インフルエンサーマーケティングとは?」



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