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プレゼンの構成を考えたい人にオススメの本「Pitch~世界を変える提案のメソッド」

こんにちは。以前、プレゼンをする機会がありました(詳細はこちらのnoteを参照)。プレゼンの前に、その方法を改めて勉強したいと思いましたので、「Pitch〜世界を変える提案のメソッド」を読みました。今回はその読書感想文noteです。



この本の要約

  • 事実として確認できない前提条件を含むアイディアを「仮説」と定義すると、アイディアはそれが実現するまで仮説にすぎないことを意識する。

  • アイディアを検証するために、自分たちのアイディアを7項目のフレームワークに描いてもらう。「誰の」「課題を」「解決する」「なぜ今」「既存代替品」「市場規模」「なぜあなた」

  • これから解決しようとしているアイディアを上記7つの項目に分け、それぞれを前提条件として検証する。この7つの項目のうち、プロダクトが完成する前から検証に取りかかれる、特に重要な項目について、ペアを作ってお互いの適正を検証する。(=フィット検証)

  • フィット検証の4段階とは、「ユーザー/課題」フィット(誰の/課題を)、「課題/解決策」フィット(課題を/解決する)、「解決策/プロダクト」フィット(解決する)、「プロダクト/マーケット」フィット(PMFと呼ばれる)

  • ピッチの組み立て方: アイディアを具現化させる→必要な要素を洗い出す→プロットを組み立てる(視点それぞれを一言で表し、全体の流れを組み立てる)→ストーリーを設計する→スクリプトを用意する→スライドの作成→実演する

プレゼンの構成を見直したいときにオススメの本

この本は、上手い演説の方法を紹介している本ではなく、上手いと言われるピッチを組み立てる考え方を紹介している印象が強いです。

上手いピッチを組み立てるなら、自分でひたすら練習するのが近道だと私は考えます。ところが、その構成をどう作るか…というのは、自分で調べるにはやや時間がかかります。そうした、プレゼンをどう組み立てたらいいか?を知るにはうってつけの本です。

マーケティングにも使える

7つの項目のフレームワークは、マーケティングのフレームワークにも似ています。自社の商品やサービスについて分析するとき、営業するときに、このフレームワークをもとにまとめると、より分かりやすくなるでしょう。さらに自身の熱い思いと一緒に伝えるとなお熱意のこもったメッセージを伝えることができるのでは。

参考資料

本の中に出てきたTech Crunchのピッチイベントに関連して、「Coral Capital」というVCが調べた結果です。

Tech Crunch Japan主催のStart Up Battle(2021)

Tech Crunch JapanのYouTubeチャンネルから、他の企業さんのピッチも視聴できます。


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