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#16)虫歯、病気、老化よ、グッバイ【私の憲法シリーズ】11条解説

【ご挨拶】~健康で文化的なちょうどいい生活のために~

はいさい。こんにちは。社畜のシロです。
健康で文化的なちょうどいい生活を送り続けるための知識を発信しています。

沖縄で生まれ育ったのにうちなーぐちを話せないので、冒頭では自分の勉強のためにもくがにくとぅば(黄金の言葉=金言)を紹介してます。驚くことに本編とはあまり関係がありません。

みくち三司官、うんじゅびーらー

(言うことは立派だが、御体はへなへなで頼りにならない)

本編の「私の憲法シリーズ」は健康で文化的なちょうどいい生活を送るために私が勝手に作った憲法(考え方や習慣などをまもめたもの)について、勝手に解説していくシリーズです。

健康で文化的なちょうどいい生活を送りたい!という方には参考になる記事だと思いますのでぜひご一読ください(ぶっちゃけるといつも長いので、要約だけ見ても良いと思います)。

(全文を読んでみたいという変り者の方は「こちら」からご確認ください。1万文字のボラゾン級の硬さを誇る文章が読めます)。

【2章11条とは】歯や内臓、遺伝子の機能を向上させる方法

2章は健康に関する章で、7条から13条で構成されています。7条では健康の定義8条では健康な食事について9条では正しい睡眠の方法について10条では運動の効果と手法に関する規定が記載してきました。

8条、9条、10条で健康のビッグスリーは押さえられているので十分ではあるのですが、11条から13条では「より健康な体、心、頭」を手に入れるために取り入れることが望ましい習慣について、まとめてみました。

今回の11条では、体の内側である、歯や、内臓、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の機能を向上・維持するための方法やその意義についてお話します。

それでは本文の方からどうぞ。

【第2章健康 第11条:体のメンテナンス規定】


私たちの目という器官は非常に優れたものだが、口腔や内臓など、自分自身の内側は見ることが出来ない。故に、こうした目で見えない部分への配慮は軽視されやすく、取り返しのつかない状態になってから気づく事が多い。こうした事態を防ぐため、己の内側のメンテンナンスについて、以下の指針を示す。しかし、これらはあくまで参考であり、適宜、心身の状態によって修正を必要とする。

一 歯は咀嚼に必要なだけでなく、消化器官の働きを助ける、咀嚼により脳を活性化させるといった重要な役割を果たす一方で、永久歯は1度失えば取り戻すことは出来ない。これをよく理解し、定期的にメンテナンスを行うこと。具体的には、少なくとも朝晩の2回は歯を磨き、フロス等で歯間ケアも行うこと。また3か月に1度の定期健診を行うことを義務とする。

二 内臓は自分の体でありながら見ることができず、病気であっても悪化してからでないと認知できないことが多い。特に肝臓など一部の器官では取り返しのつかない状態で見つかることが多い。そのため、年に1回は健康診断等で体の様子を確認し、病気の早期発見、予防に努めることを義務とする。

三 より身体を最高の状態に維持するためにサウナを推奨する。サウナとは80℃以上の高温の室内で5から12分程度過ごし、20度以下の水風呂に1から2分程度入浴し、5から10分程の外気浴を行う、この一連の流れを指す。その効果として、疲労回復、免疫力の向上、肌質の改善等があげられる。頻度としては毎日が望ましいが、難しい場合は週2回を目安にサウナに行くよう努めること。

【第11条の要約】健康な人こそ通うべき歯医者、病院、サウナ

いつも補足・解説が長くなるので反省して先にポイントからいきます!

冒頭:自分の体の目に見えない歯や内臓など、目に見えない部分のメンテナンスのために、1項から3項までの習慣を取り入れてください。

1項:朝晩、歯を磨こう。フロスも使って完璧に。年に4回歯医者に行って定期健診を行いましょう。

2項:年に1回は健康診断等で内臓の様子を確認しましょう。

3項:サウナに入りましょう。

【第11条の補足・解説】

8条、9条、10条では健康のビッグスリー食事、睡眠、運動についてまとめてみました。この3つは「毎日やるべき」習慣です。

11条でお話する、歯科検診、健康診断(人間ドッグ)、サウナ、については、「定期的に行うべき」習慣になります。

食事、睡眠、運動が栄養素で言う脂質、たんぱく質、炭水化物であるなら、11条~13条の活動はミネラル、ビタミン、食物繊維にあたる栄養素です。疎かにしやすい分、「意識的に」行う必要があります。

この歯や内臓が重要な体の一部ということは皆重々承知しているはずです。なぜ疎かにしやすいのか。その理由はズバリ「目に見えないから」です。

私たちの脳みそは視覚からの情報を過度に重要視しています。顔にニキビやクマができたら睡眠不足かも、と注意したりするようになりますが、目に見えない歯や内臓に至っては痛みがでるまで気にしないという癖があります。

だから手遅れになって初めて「治療」のために病院に行き、痛みと高額な医療費と時間を無駄に支払ってしまうのです。しかも、元通りにならないことが多いです。治療より、予防に時間とお金を使えるとスマートですよね。

身体は大切なあなたの部下です。部下の目に見えない悩みにも気づいてあげて、適切なマネジメントができる上司になりましょう(私の願望でもあります)。

そのために、すべきことは定期的な歯科検診、人間ドック、サウナです。

【歯の価値とメンテナンス】歯の資産価値はポルシェ以上。頼むから車検に入れてくれ!

一 歯は咀嚼に必要なだけでなく、消化器官の働きを助ける、咀嚼により脳を活性化させるといった重要な役割を果たす一方で、永久歯は1度失えば取り戻すことは出来ない。これをよく理解し、定期的にメンテナンスを行うこと。具体的には、少なくとも朝晩の2回は歯を磨き、フロス等で歯間ケアも行うこと。また3か月に1度の定期健診を行うことを義務とする。

1項は「歯」に関する規定文ですが、当たり前のように皆さんの口から生えているその「歯」に、いくらの価値があるかご存知でしょうか。

一般的な日本人に歯の価値について答えてもらうと、歯1本に対して約35万円ほど。。親知らずを除くと、口には28本の歯がありますので、全部で約973万円の価値があると考えているようです。

一方で、歯科医師に歯の価値を訪ねたところ、歯1本で104万円全部では2913万円という結果になりました(参考文献1)。

いやいや、それは歯医者が金持ってるから、一般人とはお金の感覚が違うんでしょと、思うかもしれませんが、実際に交通事故で歯を失ったときに支払われた賠償請求額の判例では1本80万円。計2240万円です。

(ちなみに、アメリカで同様の質問をすると、一般人の回答は1本500万円、計1億4千万円のようです。凄く歯を重要視する文化のようですね。)

つまり、あなたは口の中に高級車をはるかに凌ぐ資産を、生まれながらにして与えられている訳です。そんな高級車を車検にも入れず適当に管理していてはもったいない!定期健診に行きましょう!

歯は健康や幸せにも密接に関わっており、歯が無いと食事が全然楽しくなるとのことで、全力で回避案件です。

経済雑誌『president』の行った調査によると、健康に関する後悔ランキングの第1位が「歯の定期健診を受ければ良かった」なのだとか(参考文献2)。

日本人は健康なイメージがありますが、歯の健康においては国際的な偏差値は著しく低いです。というのも、歯の定期健診を受ける割合がなんと2%!。スウェーデン、米国、英国は70~90%です。

それに伴い80歳の残存歯数は8本!他の国の半分にも満たない現状です。1度失ったら二度と生えないですし、何より痛い。口の痛みは幸福度を著しく下げます。

口内炎でも十分にテンションだだ下がりですが、虫歯になろうものなら、気分が梅雨入りしますよね。しかも歯の治療は時間もお金もかかる!

定期健診だとお金も時間もかからず、痛みもありません。でも将来歯は残ります。最高です。

また、定期健診以外にすべき行為があります。フロスです。恐らく、日本人のほとんど人が歯磨きは毎日しているはずです。

では、フロスはどうでしょうか。データによるとフロスを行う日本人の割合は20%です。80%の皆さま。フロスをしましょう。歯磨きだけでは4割も汚れが歯に残っているんです!

歯磨きだけして、フロスをしないと歯垢が4割残り、虫歯や歯周病のリスクを上げるだけでなく、口臭の原因になります。フロスは面倒くさいですが、口臭はなくなるということですね(満足)。

私は口が小さいくせに手が大きいため、フロスがめちゃくちゃ苦手なんですが、「フロッサー」というアイテムに出会ってから毎日フロスが苦も無くできるようになりました。むしろ趣味レベルに昇華してます。

現在はルシェロのフロッサー(参考:アマゾン)を使っていますが、本当に便利。糸タイプより高いですが、フロスが苦手な方にはお勧めです。

仕事が忙しいからと定期健診もフロスも行っていないあなた!そんな調子ではあなたのお口という家から、歯という家族と口臭が出ていきますよ!お気をつけください(脅してすみません。でも大切なので、後悔する前に本当にやったほうがいいです)。

【内臓の価値とメンテナンス】内臓のオーケストラなら数万円かかっても聴きにいくべき

二 内臓は自分の体でありながら見ることができず、病気であっても悪化してからでないと認知できないことが多い。特に肝臓など一部の器官では取り返しのつかない状態で見つかることが多い。そのため、年に1回は健康診断等で体の様子を確認し、病気の早期発見、予防に努めることを義務とする。

歯に続いて、2項は内臓についてです。歯以上に、日頃から目で確認することができないため、こちらも痛みが出てからしか気づかないことが多いのではないでしょうか。

胃もたれ、便秘、下痢、腹痛など、食道関係はSOSを発してくれるのでまだいい方なのですが、それでもその声を放置する人多いのではないでしょうか。その他の器官は正直感覚がないので考えることすらないかと思います。

しかし、痛みが出てきたときは基本的にもう手遅れです。恐らく、内臓の手術は人間という生物が誕生してから、ここ最近できるようになった超新しい手法であって、今までは内臓を治療するなんて概念はありませんでした。

そのため、長い間内臓に支障が発生=死、みたいな生活だったので、私たちの体は限界まで耐え抜くことに特化しているのだと思います。特に肝臓は本当に末期にならないと気づけません。

だからこそ、意識的に、定期的に健康診断(人間ドック)を行って、体の声を聴きに行く必要があります。多少お金がかかってもぜひ、内臓の声を、叫びを聴きに行って欲しいと思います。

私は大切な家族を内臓の病気で亡くしているので、まだ20代ではあるのですが、この重要性を忘れないために憲法の条文に記載しました。

職場でも毎年健康診断を受けますが、正直十分だとは思えないものなので、今年からは(自費になりますが)自分で人間ドックに行ってみたいと思います。

(前年は37.0が3日以上続いただけで(無症状、もともと体温高め)、COVID-19の影響により、念のためということで人生初のMRIを経験しました。微熱でMRI受けたのは個人的に衝撃的な経験でした。)

最近では「おうちでドッグ」など、自宅で検査キットを用いて人間ドックを行うことができるサービスもあるようなので、こういったサービスを活用してみるつもりです。

ちなみに、臓器の売買はさすがの資本主義社会でも禁止されておりますが、闇市場での売買金額を参考に、健康な体1人分の価値を試算すると約36億円になるそうです(参考文献3)。

信憑性は低いというか、健康な体はお金に換算されるべきではない価値だと思うので、本当に参考です。ここで伝えたいのは、あなたが健康で生きてくれているだけでとんでもない価値がある、ということです。

国家公務員として、国民の皆様がより安心して、より健康に暮らせる社会をつくっていきたいところです。皆様もぜひ、御体をご自愛くださいませ。

【体のメンテナンス】ドラッグはダメ、絶対。サウナは行け、絶対。

三 より身体を最高の状態に維持するためにサウナを推奨する。サウナとは80℃以上の高温の室内で5から12分程度過ごし、20度以下の水風呂に1から2分程度入浴し、5から10分程の外気浴を行う、この一連の流れを指す。その効果として、疲労回復、免疫力の向上、肌質の改善等があげられる。頻度としては毎日が望ましいが、難しい場合は週2回を目安にサウナに行くよう努めること。

3項では天然の、超絶身体にいいドラッグ「サウナ」についてです。

皆さん、サウナに入ったことありますか?そして、整ったことはありますか?サウナ、正直、凄いです。

まず、条文にも記載がありますが、サウナはメリットがありまくりです。

体の疲れがとれる、脳の疲れがとれる、メンタルが安定する、免疫力が上がる、肌が綺麗になる、集中力が上がる、睡眠の質が上がる、めっちゃ気持ちいい、エトセトラ。

サウナの入り方についても条文に記載されていますが、サウナというのは熱いあの部屋に入ることを指す訳ではありません。

①100度くらいの熱いあの部屋に入る→②水風呂に入る→椅子等に座ってくつろぐ。この1セットがサウナに入る、です。勘違いしやすいですが、サウナのメインは②です。この時に、キマります。

①では心拍数が2倍(普通60~70だと思うので、そのテンポが倍)になるくらいまで、②は倍になった心拍数が60~70に戻るくらいまで、③では5分ほど休憩してまた①に戻ります。

どれだけの時間入るかや、何セット行うかについては、個人差が大きいので正確には言えません。自分の「ちょうどいい」を探して見つけるのもサウナの醍醐味です。

私の場合は、水を300~500ml飲む→シャワーで体の汚れを落とす→湯舟に10分使って体を温める→8分温室→2分水風呂→5分外気浴→8分温室・・・という流れで2~3セット行っています。

サウナに入っていると、体がかな~~りリラックスしているのに、脳がすご~~く冴えわたっている、という謎の覚醒モードに入ることがあります。

サウナ界(?)ではこの覚醒モードを「整う」と表現しますが、一度体験したら忘れられないはずです。

私の場合、15度くらいの冷たい水風呂に入って1分程経つと目がパッカーンと覚醒し、外気浴でリラックスしているときにもそれが続いていろんなアイデアが湧いてきます。

医学的には、100度近い高温と、水風呂という厳しい環境に置かれた体は「この状況はやばい!」と判断し、交感神経が優位になり、アドレナリンとエンドルフィンが分泌されます。

このとき、体は臨戦態勢モードに入りますが、興味深いことに脳の機能は削減し、脳は強制的に休む状態になります。考えている状態ではない!すぐ動ける状態にしろ!というモードになっているのです。

緊急事態宣言下での自粛モードに似ているな~と思いました。。緊急事態宣言下で外出できないので、家の掃除をする、模様替えをする、といった人が増えて、ニトリの売り上げが爆上げしたなんて話がありますが、サウナに入ると脳でもやることがないので思考の整理時間が生まれるようです

敢えて緊急事態に身を置き、強制的に脳を休ませることで、考えがまとまり、リラックスモードになる外気浴のときにアイデアがポコポコでてくるのです。一度体験してみてください。凄いです。全能感を体験できます。

また、サウナには健康にとってかなりプラスになるのですが、この憲法シリーズでちょくちょくでてくる『LIFE SPAN』によると、「老化を治す」効果があるそうです。

は?という感じですが、なんでも長寿遺伝子であるサーチュインなるものがあり、それは適度なストレス環境化で活性化し、遺伝子の修復を行うとのこと。

空腹や運動、サウナといった、「安全な状態で体に適度なストレスを与えて、遺伝子の医者であるサーチュインを活動させることで、老化は治療できる」とハーバード大学のシンクレア教授がおっしゃっております。

(著書には高温よりも、冷水や寒さに体をさらすと健康に良い、ということが分かってきたと書かれていました。最悪水風呂だけや寒いなか半袖で散歩するだけでもいいのかもしれませんが、純粋にサウナは脳内麻薬を健康的に分泌させることができるのでお勧めです)

つまり、サウナに入ると、頭の疲れがとれて冴えわたり、体の疲れもとれて集中力が上がり、肌も綺麗になって、気づいたら老化が治療されて気分はハイになれるということです。

完全にドラッグのようですが、合法的かつ医学的に認められたものなのでやらない手はありません。サウナまで歩いていれば鬼に金棒。老化とグッバイできるかもしれません。

それでは、要約に移ります。

【11条の要約】健康な人こそ通うべき歯医者、病院、サウナ

11条は食事、睡眠、運動のビッグスリーを前提として、「より健康な体、心、頭」を手に入れるために取り入れたい習慣として、歯の定期健診、健康診断(人間ドック)、サウナをご紹介してきました。

1項:朝晩、歯を磨こう。フロスも使って完璧に。年に4回歯医者に行って定期健診を行いましょう。

歯の価値はポルシェよりはるかに高額です。大切にしましょう。世界のナベアツは3の倍数でアホになってしまいましたが、あなたは3の倍数月(3・6・9・12月)に歯の定期健診に行きましょう。もちろん、毎日のフロスも忘れずに。

2項:年に1回は健康診断等で内臓の様子を確認しましょう。

内臓に痛みがでたら「健康で文化的なちょうどいい生活」からは即退場です。そうなる前に予防が肝心。そう、肝と心のために1年に1回は内臓のチェック、人間ドックを受けましょう。年齢なんて関係ありません。

あなたの内臓のオーケストラをとくとご覧あれ!

3項:サウナに入りましょう。

とにかく、サウナに行きましょう。1度整えば言葉は不要です。老化、疲れ、不眠、肌トラブル、全てサウナでおさらばです。

ということで、第11条補足・解説は終了です。

ここまでお付き合いいただきにふぇーでーびる。あなたがフロス・歯科検診、健康診断、サウナを習慣として取り入れ、虫歯、歯周病、病気、老化とおさらばできることを祈念しております。

すべての人が健康で文化的なちょうどいい生活ができますように。

ではでは、また、やーさい。

(参考文献)

1)日本予防医学協会

2)医療法人わたなべ歯科クリニック webサイト

3)movie TIMES「18万円の商品が安く感じてしまう大胆企画!心臓音のようなビートが意味するものとは……?」 バイクのプロテクターを販売するメーカーのCMによる試算なので、真に受けず、雑学程度で。日本人の平均生涯年収は2億~3億に対して健康な体は36憶、なかなか興味深い数字です。

4)『LIFE SPAN』David A. Sinclair PhD

5)『医者が教えるサウナの教科書』加藤容崇著

6)黄金言葉ーウチナーンチュが伝えることわざ200編ー 仲村裕子編著


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