見出し画像

#12)健康の定義、実は超難しい【私の憲法シリーズ】7条解説

【ご挨拶】~自分専用の人生の指針を作ってみた~

あとぅまさい、かふう (残り物には福がある)

はいさい。こんにちは。社畜のシロです。
健康で文化的なちょうどいい生活を送り続けるための知識を発信しています。

沖縄で生まれ育ったのにうちなーぐちを話せないので、冒頭では自分の勉強のためにもくがにくとぅば(黄金の言葉、金言)を紹介してます。

本編の「私の憲法シリーズ」は健康で文化的なちょうどいい生活を送るために私が勝手に作った憲法(考え方や習慣などをまもめたもの)について、勝手に解説していくシリーズです。私も健康で文化的なちょうどいい生活を送りたい!という方には参考になる記事だと思いますのでぜひご一読ください。

(全文を読んでみたいという変り者の方は「こちら」からご確認ください。1万文字のニホウ化レニウム級の硬さを誇る文章が読めます)。

【2章の説明】

これまでは前文の解説と第1章(共同体)について解説してきましたが、2章は「健康」がテーマです。全文や共同体に関するトピックは重要でありつつも、実際に行動するのはハードルが高かったり、効果が見えずらい側面がある一方で、健康は比較的早く効果を体験できるので取り組みやすいと思います。

健康は誰しもが関心を持っていると思いますが、情報が多すぎて結局どうすればいいの?分かってはいるけど何で良いのかまでは分からない、そして続けられない、という人は多いかと思います。私もその一人です。なので、私の憲法でまとめてみることにしました。

第2章(健康)は第7条~13条で構成されており、正直多いです。でも数十冊の本を読んで、大体こういう事言ってる、という共通点をまとめたものなので、結構役に立つと思います。

健康を考えるために、そもそも健康とは何か、どういった状態を目指すのかゴールを明確にしておかないと迷子になるので、まずは私が定めた健康の定義からお話させてください。自分流の定義を考えるのも結構楽しいので健康の言語化に余裕のある方は取り組んでみてるのはいかがでしょうか。ぜひその際は参考にしてみてください。

それでは第7条憲法本文から。

【第2章健康 第7条:健康の定義】

健康とは、痛みや怠さなどの肉体的な苦痛及び、恐怖や羞恥心といった精神的な苦痛が、日常生活に悪影響を及ぼさない状態である。全ての国民は健康を維持するために、最善の努力を尽くす義務と権利を有する。

【第7条の補足・解説】①健康とは?以外と難しい理由は人によって求める状態が違うから

7条の1文目は健康の定義。2文目は自分への忠告です。

健康が大切とか重要とか、耳にタコができるくらい聞きますよね。実感としても当たり前に感じます。テレビや雑誌を見たらかなりの頻度で健康について取り上げているので、世間的にも健康への関心は高いのだと思います。ではそもそも

健康って何?

この問いに答えることはできるでしょうか。結構難しくないですか?自分の言葉で言語化できる人がどれくらいいるのか気になります。

私も「健康で文化的なちょうどいい生活」をしたい!と考えついたときに、健康でいきなりつまずきました。漠然と分かるけどなんか言葉にできないあの感じ。非常にムズムズ、モヤモヤしたのを覚えています。

私ごときの脳みそで考えても仕方ないので、叡智をお借りしようと過去の健康の定義に関する論文を探していたところ、以下の参考文献にある森田先生の「健康の定義とその考え方」という学会誌を発見し、これだ!と思って読んだところ撃沈。え、健康の定義ってこんなに難しいの。。

偉人達の定義がいろいろ説明されていますが、学術的過ぎて、全然心に染みない。例えば、世界保健機構(WHO)という国際的に権威のある機関の定義を見たのですが、、、皆さんは以下の定義を見てどう思うでしょうか。

「健康とは身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病のない状態や病弱でないことではない」By WHO

私はこう思いました。

「どこのリア充??」

「完全に良好な状態」って何?完全に良好??そんなこといったら99%くらいの人は不健康なのでは???

「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態ですか?」って聞いて「YES!」って答える人はパリピかオールマイトくらいしか思いつきません。

なんだか納得がいかなかったので、自分なりの定義を考えてみた結果が第7条文です。

私の定義の中で重要なのは「日常生活に悪影響を及ぼさない状態」。ここです。体が痛くて買い物に行けない。怠くて学校に行きたくない。怖くて眠れない。恥ずかしくて死にたくなる。イライラして目の前のやつを殴りたくなる。

日常生活に悪影響がでる、これが健康ではない状態だと私は定義しました。逆に悪影響が出ない程度であれば健康ということです。今日は乗り気じゃないけど、仕事行ってきまーす。と思えたらそれでいいのかな、と。

改めて健康って何?の問いに対する私なりの答えは

健康とは、痛みや怠さなどの肉体的な苦痛及び、恐怖や羞恥心といった精神的な苦痛が、日常生活に悪影響を及ぼさない状態である。

人それぞれの目指す健康があると思うので、定義は自分なりにカスタマイズした方がいいでしょう。人によってちょうどいい状態というのは異なるので、あくまで参考です。プロのスポーツ選手などはWHOのパリピな定義がしっくりくるかもしれませんね。

健康を定義し、目指す方向性が決まったところで、第8条から13条までは、具体的に何をどうすればいいのか、について解説していきます。

【第7条の補足・解説】②最高の健康を手に入れるためのステップ

8条は食事について、9条は睡眠について、10条は運動について。この3つは健康のビッグスリーと私が勝手に読んでいますが、これらを改善せずに●●しただけで体が劇的に、短期間で変わる!系の話は全て詐欺です。

完全に詐欺でなくても最終的にはお金と時間の無駄です。多くの書籍、論文でビッグスリーの改善が健康の正しい道のりと証明しています。あとはその正しい取り組み方を学んで実践するだけです。

11条は体のメンテナンスについて記載されており、歯、定期的な健康診断、サウナの習慣について記載しています。

12条は心のメンテナンスについて記載されており、瞑想、日記の習慣と効果について記載しています。

13条はテクノロジーとの付き合い方について規定している条文です。これは現代ならではですね。スマホなど、この10年間で誰も想像しないほど発達、普及しましたが、過ぎたるは猶及ばざるが如し。何事もちょうどいいと行き過ぎの境界があります。

スマホやインターネットサービスは明らかに行き過ぎにさせる魅力があるので、知識と理性をもって適正な距離感で付き合っていく必要がある、そんなことが説明できたらと思います。

【要約】

それでは、第7条のまとめに移ります。

第7条は健康について定義した条文であり、

健康とは、痛みや怠さなどの肉体的な苦痛及び、恐怖や羞恥心といった精神的な苦痛が、日常生活に悪影響を及ぼさない状態である。

と定義しています。そして、8条から13条の補足・解説では定めた通りの健康を手に入れるための具体的な方法について解説していきたいと思います。

ということで、第2章(健康)の始まりです。どうぞ、引き続きゆたしくうにげーさびら。ここまで読んでいただきにふぇーでーびる。ではでは、また、やーさい。

すべての人が健康で文化的なちょうどいい生活ができますように。

(参考文献)

日本WHO協会ウェブページより:https://japan-who.or.jp/about/who-what/charter/

森田健「健康の定義とその考え方」日本生理人類学会誌,1998(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/3/1/3_KJ00001897185/_pdf/-char/ja)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?