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アルゼンチン留学

こんにちは。イスパニカでインターンをしている山口です。

私は高校生の時アルゼンチンへ留学に行き、スペイン語に初めて触れました。日本に帰ってきてからスペイン語が勉強できる大学に入学し、現在大学3年生です。

今回のインターンでは書店営業やSNSの使用などほかのインターンで経験できないことがたくさんできました!

特にSNSは普段あまり使わないため、難しく感じました。しかしSNSを使ってスペイン語圏の魅力を伝えるという目標のために、自分にしか伝えられないことって何かなと考えたとき、アルゼンチンへの留学が思い浮かびました。

私は高校2年生のときアルゼンチンへ留学をしました。アルゼンチンへ留学する人が珍しいこともあり、「なんでアルゼンチンにしたの?」と聞かれることは多々あります。しかしこれに関してあまり明確な理由がなく、高校2年生の私は「英語圏以外の国に行きたい」ということと、「自分が想像つかないような国に行きたい」というふたつの理由に加え、留学会社のパンフレットを見て、名前に惹かれたということだけでアルゼンチンへ行くことを決めました。

アルゼンチンはご存じの通り南アメリカ南部に位置するとても大きな国です。皆さんのイメージでいうとサッカーやメッシなどだと思います。ちなみに私は留学前、メッシがアルゼンチン出身だと知りませんでした(笑)

少しもスペイン語を勉強せずにアルゼンチンに行ったため、到着したバスターミナルでホストファミリーに「¡Hola! ¡Bienvenido!」(こんにちは、ようこそ!)と書いた紙を持って歓迎してもらったのですが、意味を知らなかったため、初対面で苦笑いを浮かべることになりました。

私が住むことになったのは、アルゼンチンの中のサンタフェ州という州でした。ここは首都ブエノスアイレスからはバスのみの交通手段で、約5時間半から6時間程かかります。ブエノスアイレスとはヨーロッパの街並みのような雰囲気という点では似ている都市でしたが、比較的貧富の差が激しく、崩れそうな家に住んでいる友達もいました。とても衝撃を受けましたが、アルゼンチンのリアルな生活を見れたなと感じました。

https://www.youtube.com/watch?v=je6pnZAs284

(上に貼ってあるURLはサンタフェ州の観光について紹介しているYouTubeです。ぜひ見てみて下さい。)

さて苦笑いから始まった私の留学生活ですが、1年間の滞在を経て帰る頃には日常生活程度のスペイン語を身に付けることができました。これに関しては、ホストブラザーの存在がとても大きかったです。

ホストブラザーはもちろん日本語は全くわからず、英語も日本でいう中学生英語程度でした。そのため私たちの意思疎通は難しく、最初は少し距離ができてしまいました。しかし、一年間お世話になることが決まっていたため、これではいけないと思い、「スペイン語を教えてほしい」と思い切って言ってみたところ、家にあるすべての家具にスペイン語での名札をつけてくれて、毎日スペイン語のレッスンをしてくれました。

これを読んでくれている方の中には、私と同じように高校生で留学に行こうとしている人、大学生や、おとなになって留学しようとしている人、また留学ではなく旅行に行きたいなと思っている方などさまざまかと思います。私がぜひお伝えしたいことは、「行く前に考えすぎない」ということです。私は高校生だったため何もわからず、留学に行きました。しかし今また行ったことのない国に行くとなると、「もっと勉強してもっとわかるようになってから行くべき?」だったり、「確かに行って大丈夫だった経験はあるけど、初めての国に行くことは不安」だったりと、前回は大丈夫だったけど今回は大丈夫なのかなという不安な気持ちがいろいろ出てきます。

大学に入り、留学に行くチャンスがあったのですが私はこのような不安から尻込みしてしまいました。しかし高校生の時の経験から、何も知らなかったり、何も考えずに行くことも悪くないし、むしろ新しいことに挑戦する際は考えることよりも行動することが必要なのではないかと今は思います。

しっかり考えてから行くことも大切ではあります。しかし、何もわからないうちに思い立って出発することも素敵な経験になるのではないでしょうか。ただ、私のように本当に全く勉強せずに出発するのは苦笑いする羽目になるのでやめておいたほうがいいかもしれません(笑)

私の経験が少しでも皆さんの役に立てば幸いです!

(写真はアルゼンチンサンタフェ州のサンタフェのモニュメントです。このモニュメント付近は公園になっていて、たくさんの人がマテ茶を飲みに集まります。)

お読みいただき、ありがとうございます。私は書くことが好きです。伝えることが好きです。私が書いて伝えることを続けるためのサポートを、あなたからしていただけたら、とてもうれしいです。(本橋)